インテリアでオフィスの快適性が変わる!選び方とコーディネート5事例

オフィスは1日の3分の1の時間を過ごす場所で、快適で働きやすい空間であることが重要です。オフィスコーディネートを行う際に自社に合った快適なインテリアで揃えることで、従業員の満足度や生産性の向上が見込めます。

本記事では、オフィスを新設・移設・リニューアルする時に知っておきたい、インテリアの選び方とおしゃれなコーディネートのオフィス5事例をまとめました。その他、快適性を大きく変えるインテリアも詳しくお伝えします。

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インテリアとは?家具との違い

「インテリア」はよく耳にする単語ですが、曖昧に認識されていることも多く、最初にその意味を確認しておきましょう。

日本においてインテリアは、主に「室内装飾」という意味で用いられます。一般的には空間に彩りと快適さを与えるデザイン性が高いものを指す傾向がありますが、家具・壁紙・照明・床材・その他装飾など、室内を構成するものであれば全般的にインテリアに該当します。

ちなみに、インテリアと混同されやすい家具は、「生活するうえで欠かせない大型の道具類」を指すもの。オフィスにおいてはデスク・チェア・パーテーション・収納棚・ロッカーなどのように、業務に必要不可欠な物が該当します。作業効率や生産性に大きく関わるため、耐久性や使いやすさといった機能面が重視されるでしょう。

オフィスのインテリアにこだわるメリット

快適性を無視したインテリアは、作業の妨げになるなどマイナス要素が多くなります。一方で、快適性や働きやすさにこだわってインテリアを選ぶと、社内外に良い影響を与えることも。

ここでは、オフィスのインテリアにこだわるメリットを4つ紹介します。

2-1 従業員の心身の健康維持につながる

快適な空間は五感を刺激してリラックス効果を生むため、従業員の心身の健康維持につながります。

例えば、色彩は感情を動かす効果があり、色味一つで温度感・距離感・重厚感などを感じさせることが可能です。病院の壁紙にパステルカラーが用いられるのは、色彩効果で患者の感情を穏やかにさせるためだといわれています。その他にも、香りには精神的疲労の緩和や脳を活性化する効果が期待できます。また、空間ごとに適切な素材を選ぶと、オンオフの切り替えがしやすくなるでしょう。

このように、色彩・素材・香り・肌触り・音で五感を刺激するとストレスが軽減するため、インテリアにこだわることは従業員の健康維持においてもメリットがあります。

2-2 社内コミュニケーションが活性化する

スペースごとに適切なインテリアを配置すると、社内コミュニケーションが活性化します。社員間の交流がない閉鎖的な空間は、人間関係の不和が生じる原因となります。また、最近では働き方の多様化により心理的・物理的にオープンなオフィス空間が求められている傾向にあります。

例えば、目線の高さを考慮したインテリアを配置するだけで、コミュニケーション不足を解消が期待できます。レイアウトと併せて検討するとより高い効果を実感できるでしょう。

2-3 生産性が向上する

円滑なコミュニケーションを実現すると生産性が上がります。コミュニケーション不足により連携が取れない環境では、パフォーマンスが低下するだけでなく、生産性が落ちてしまい、さらには離職者が増えるケースも少なくありません。

つまり、インテリアを工夫してオープンな空間を作ることで、交流の機会が増えるため生産性が上がるわけです。業務状況の把握や早期課題解決ができるので、業務の効率化にも役立ちます。

2-4 企業ブランディングになる

オフィスインテリアにこだわると、ブランディングの観点でもメリットがあります。オフィスインテリアに企業ロゴやイメージカラーなどを盛り込み、自社らしさや企業理念を体現化できれば、来客や就職・転職希望者に対してイメージアップを狙えます。

また、オフィスの価値を高めることで、社員に「この企業の一員である」という自覚と誇りが芽生えるため、意思統一を図る手段としても有効です。

オフィスのインテリアの選び方4つのポイント

ただおしゃれなインテリアを並べたり、他の企業のオフィスインテリアを真似たりするだけでは紹介したようなメリットは得られません。大切なのは、自社に合うインテリアを選ぶことです。

ここでは、オフィスのインテリアを選ぶ際に押さえるべき4つのポイントを解説します。

3-1 オフィスのコンセプトに合わせる

まずはオフィス全体や各エリアのコンセプトを決めなければいけません。コンセプトを決める目的は、理想とする雰囲気や働き方を全社員と共有することにあります。コンセプトを決めたら、それに合うインテリアを検討しましょう。

各エリアには、利用目的に合う色彩や素材を変えるのが効果的。企業カラーを取り入れれば、企業として一体感が生まれ、ブランディングの役割も果たせます。失敗を避けるためにも、企業課題・ビジョン・理想の働き方を洗い出してコンセプトを設定する作業から始めましょう。

3-2 オフィスの広さを考慮する

おしゃれで機能的なインテリアでも、オフィスの広さに合わないと、マイナス効果になってしまいます。オフィスに設置する家具や装飾は、圧迫感が出ないサイズ・カラーを選びましょう。とくに、小規模のオフィスは個々の希望を反映しやすい反面、限られた空間を有効活用しなければなりません。

家具のサイズを誤ると動線が遮られ、業務効率が落ちる原因になるため要注意。さらに、深い色の緑や黒のような収縮色を大きく配色すると、実面積より狭く感じて窮屈感を覚えます。そのため、白や暖色系の膨張色を取り入れ、同じスペースでも広く感じさせる工夫が必要だといえるでしょう。

3-3 働き方・業務内容に合わせる

働き方の多様化に合わせたインテリア選びもポイント。リモートワークや時短勤務、フリーアドレス制といった時間や場所を問わない働き方が主流となりつつあるため、変化に柔軟に対応できるインテリア選びが求められます。このとき、将来的な変化を考慮することも忘れてはなりません。

たとえば、リモートワーク・外出が多い仕事なら、フリーアドレス制や小型のデスクの利用で問題ないでしょう。一方で、機密情報を扱う仕事・デスクワークが多い仕事であれば、固定席で作業スペースがしっかり確保できるデスクが必要です。

また、ダイバーシティの視点から、インクルーシブデザインも注目を集めています。性別・国境・障がいの有無に関係なく、全従業員が使いやすいシンプルでフレキシブルなインテリアを選びましょう。多様性を意識したオフィス環境がこれからの時代の定番となりつつあります。

3-4 従業員の健康維持に配慮する

デザイン性が高い空間でも、従業員の健康が損なわれてしまえば本末転倒です。気分転換・リラックスできるエリアの提供や、集中できるプライベートゾーンを確保するなど、従業員の健康維持に配慮した空間作りを行わなければなりません。

なかでも、長時間作業するときのオフィスチェアは、従業員の心身のストレス・生産性に密接に関係しています。業務内容はもちろん、素材・硬さ・高さなどを考慮して座り心地の良い物を選びましょう。

従業員の健康問題は生産性や企業価値の低下を招くため、適切なインテリア選びは事業継続のリスクマネジメントにも大いに役立ちます。

オフィスの快適性を大きく変えるインテリア

オフィス空間を構成する部材は全般的にインテリアに含まれますが、とくに快適性や働きやすさに直結するのが「床材」「壁紙」「照明」「グリーン」「家具」の5つです。

ここでは、快適性を大きく変える5つのインテリアと、それぞれの選び方のコツを紹介します。

4-1 床材

代表的なオフィスの床材が「タイルカーペット」と「ビニル床材」です。空間の印象を左右するだけでなく機能も異なるため、スペースに合わせて選定しなければなりません。

床材の種類特徴
タイルカーペットパネル状にカットされた繊維素材のカーペットで、遮音性・保温性・耐久性に優れている部分的に取り外せるためケーブルの増設がしやすい汚れた部分だけを貼り替えられる例)通行が多い執務スペース・廊下、声が響きやすい会議室
ビニル床材ポリ塩化ビニル製のタイルで、耐久性・耐摩擦性に優れているタイルタイプとシートタイプがある木目調や石目調などデザイン性に優れ、モダンな雰囲気を演出できる水分が染みにくく汚れを落としやすい例)お客様をもてなすエントランス、給湯室などの水回り

オフィスの床について、詳細は【こちら

4-2 壁紙

視界に入る壁紙は従業員の心理に影響しやすいため、企業イメージや働きやすさを意識して選びましょう。機能性においても、汚れ・傷に強いタイプや通気性の良いクロスなど多種多様なので、オフィスの立地や職場環境との相性も重要です。

壁紙の種類特徴
ビニールクロスポリ塩化ビニルなどを原料にした一般的な壁紙色・柄の種類が豊富で比較的安価耐久性が高くてお手入れが簡単例)執務スペース
紙クロスパルプや和紙などを原料とした壁紙環境と健康に優しいエシカルな点が魅力音を吸収するため防音性が高い例)休憩スペース、会議室
布クロスレーヨン・絹・麻などを原料とした壁紙通気性が良く結露が発生しにくい光沢感とマットな質感が特徴で高級感がある例)社長室

【メモ】KW「オフィス 壁紙」が完成後、内部リンク

4-3 照明

照明は集中力の持続や癒しなどさまざまな効果をもたらすため、用途に合った明るさと色合いのものを選びましょう。また、まぶしすぎると目が疲れる原因になるので、オフィスの規模を考慮し、光量の調節をしたり光を拡散させたりといった工夫も重要です。

照明の種類特徴
ダウンライト天井に埋め込むタイプの照明器具光源が小さく適度な明るさを出せる天井面がフラットになり空間の圧迫感を軽減できる例)小規模オフィス、受付
天井照明オフィスで一般的な天井に取り付ける照明器具フロア全体を均等に照らすため主照明向き直管や電球などデザインが豊富例)執務室、会議室
スタンドライト机上・床上に設置する照明器具電源がコンセントで移動しやすい明暗の演出ができる例)休憩スペース、エントランス

オフィスの照明について、詳細は【こちら

4-4 観葉植物

オフィスに自然の要素を取り入れるとリラックス効果が期待できると言われています。なかでもおすすめは観葉植物です。植物の香りや音を感じると室内にいながら森林浴の効果が得られます。

社員が集う場所へ配置すると良好な人間関係の構築に役立つでしょう。また、植物を眺めると大脳皮質の働きが向上して視覚疲労の緩和にもつながるので、目を酷使する作業スペースへの配置もおすすめです。

さらに、植物には有害物質の除去やバクテリアを抑制する働きがあり、室内の空気清浄にも役立ちます。葉の気孔から蒸散して水分を放出するので乾燥対策にも有効でしょう。このような多様な効果を持つ観葉植物を置くことで、オフィスの快適性をさらに高められます。

オフィスの緑化について、詳細は【こちら

4-5 家具

オフィス家具を選ぶ際にオフィスレイアウトとリモートワーク・時短勤務といった多様化する働き方を意識して選ぶと、オフィスの快適性が格段に高まります。特にパフォーマンスを左右するデスク・チェアは重要なので、デザインで選ばず主に機能性・拡張性に注目しましょう。

デスクの一般的なサイズは幅120〜140cm・奥行60〜80cm。しかし、プログラマーなどの専門職はより広いスペースが必要となるため、職種に合わせてスペースを確保してください。一方で、外回りが多い営業なら、小さめのデスクにすることで、スペースを有効に使えるでしょう。

チェアは安定感があり、耐久性に優れたものがおすすめです。柔軟に利用できるように高さ調整機能はマストです。背もたれ・肘おき付きや体型にフィットするチェアを選べば長時間作業の心身の負担を軽減できます。

オフィスインテリアにこだわったコーディネート事例5選

株式会社巻組様 | サブスク家具導入事例

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株式会社サンライズ様 | サブスク家具導入事例

インテリアにこだわるなら「ソーシャルインテリア」にご相談ください!

オフィスのインテリアの選び方とコーディネート5事例を解説しました。快適なインテリアはパフォーマンス向上はもちろん、円滑な人間関係の構築や離職の抑制にも有効です。しかし、オフィスコーディネートの変更は容易ではありません。

ソーシャルインテリアではオフィス空間の構築・課題解決をトータルでサポートしています。コンセプト設定からレイアウト・インテリアコーディネート、家具の選定までワンストップで承ります。

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