リモートワークが普及したことで、出社することの利点が改めて注目されています。しかし、以前と同じオフィスでは、出社しなくてよいと判断する社員も多いかもしれません。この記事では、出社したくなるオフィス作りの要素を事例やインタビューを交えて紹介します。
目次
なぜオフィス作りの見直しが重要なのか?
多くの会社がオフィス回帰に切り替え始めている
コロナ禍をきっかけにリモートワークのような、従業員が働く場所を選ばない新しい働き方に注目が高まりました。その一方、2024年現在では、多くの企業で出社率が高まっており、オフィス回帰の風潮が強まっています。
多様な働き方に合わせたオフィス作りがポイントに
出社回帰が高まる一方、働きやすさや生産性の観点から出社とリモートワークの両方を採用したハイブリッドワークでの働き方を提供している会社もあります。
実際に、働く場所も時間も自由なABWという働き方を採用している会社では、フリーアドレスやフォンブースを導入し、従業員がオフィスに出社した際も快適に働けるよう環境を整え、生産性向上に努めています。
ABW、フリーアドレスについてはこちらの記事で紹介しています。
出社したくなるオフィスを作るメリットとは?
業務効率・生産性の向上
リモートワークと違い、出社して働くことのメリットは対面でのコミュニケーションがリアルタイムで行える点です。
ちょっとした相談が対面の1on1で実施できたり、従業員同士のコミュニケーションを通して新しいアイデアが生まれやすくなったりするため、業務効率・生産性向上の観点で大きなメリットがあります。
また、出社することは、部署間を超えた偶発的なコミュニケーションの発生にも寄与するため、生産性の観点だけでなく従業員エンゲージーメント向上にも期待できます。
生産性向上、業務効率化についてはこちらの記事で紹介しています。
リモートワークの課題が解消
リモートワークは、チャットやテキストでのコミュニケーションが中心となるため、仕事の進捗状況や不安点を気軽に質問しづらいという課題があります。
このコミュニケーションの希薄さから、従業員の不安感が高まり、エンゲージメントの低下を招くケースも少なくありません。
出社回帰を行うことはコミュニケーション不足の解消に繋がるため、上記のようなリモートワークで発生しがちな課題の解消に期待できます。
リモートワークについてはこちらの記事で紹介しています。
出社したくなるオフィスの共通点とは?
ソーシャルインテリアの社員に聞いてみました
社員が出社したくなるオフィスの共通点としては以下の3つが挙げられます。実際にソーシャルインテリアの社員にもアンケートを行い、従業員の声を交えながら説明します。
参考:WeWork でビジネスが加速する仕組みとは? 今注目の「家具のサブスク」を提供する subsclife」へインタビュー
https://wework.co.jp/contents/interview/column27
- 仕事に集中できる環境であること
- 利便性が良いこと
仕事に集中できる環境であること
ソーシャルインテリアに勤める23名を対象に以下の質問を行ったところ、83%が自社オフィスに欲しい設備があることがわかりました。
Q1:“現状ないけれど、もし自分のオフィスにあったらいいなと思う設備環境はありますか?”
この83%の回答に対し、具体的にどんな設備環境があったら良いと思うのか以下の質問を行ったところ、多くの社員が個別の作業スペースが欲しいことがわかりました。
Q2:“具体的にはどんな設備環境があったら良いと思いますか?”
Q2への回答
- 作業用の個別ブース
- 集中ブース
- 音遮断の集中スペース
- フォンブース(数多め
個別の作業スペースが欲しい理由についても以下の質問で聞いてみました。
Q3:“なぜその設備環境があったら良いと思いますか?”
Q3への回答
- 集中作業がしやすいため
- 集中作業が必要なとき(積算、コンペ資料作成など)、私語や雑音等で今のオフィスでは作業が捗らないときがあるので。
- 出社でも周りを気にせず作業に集中できる空間がほしいため
ソーシャルインテリアは、コワーキングスペースにあることもあり集中して作業できる個別スペースが欲しいという意見が目立ちました。コワーキングスペースのみならず、集中スペースをオフィスに持つメリットとして採用にも役立つ面があります。
Pro Future株式会社が運営する人事領域特化型メディアのHRproが公表しているアンケート結果の中でも、多くの就活生がオフィス環境の中でも個人スペースの有無に着目していることが伺えます。
参考:企業選びで「オフィス環境」を重視する就活生は8割以上。新卒採用に向け各社が行う「環境整備」は?
https://www.hrpro.co.jp/trend_news.php?news_no=2171
利便性が良いこと
利便性の良さも、出社したくなるオフィスの特徴ともいえます。では、具体的にはどのような点が利便性の良さと言えるのかをアンケート結果から見てみましょう。
Q4:”現在のオフィス環境に満足していますか?”
Q5:”具体的にオフィスのどの環境に満足していますか?”
Q4の質問では、58%の社員が概ね満足していると回答がありました。
Q5では、以下のような回答を得られました。
- 飲み物の提供(WeWork)
- 立地がよくファシリティが充実、綺麗でおしゃれなのでテンションが上がる
- モニター席の使い勝手が良く、とても気に入っています
- イス(特にコズムチェア)、確保されたパーソナルスペース
回答を見ると、立地の良さや生産性の観点での回答やオフィスのデザイン性に関する回答が目立ちました。
社員が来たくなるオフィスを実現|株式会社ジャンプコーポレーション様
自然にコミュニケーションが取れる形の執務テーブルの選定や、座り心地やカラーの異なる複数のオフィスチェアの導入。明るくオフィス全体が見渡せるレイアウト。フリーアドレスを生かして、オフィス内で様々な働き方や快適さを提供することで、社員同士の部署間を超えたコミュニケーションが自然に取れるオフィスです。
導入事例の詳細レポートは、以下よりダウンロードできます。
出社したくなるオフィス作りのご相談は「ソーシャルインテリア」にお任せ!
リモートワークの普及により、オフィスは単なる仕事をする場所であることに加え、多様な価値を持つことが求められています。出社のメリットを最大限に活かすためには、単に機能的な空間を超えた、「出社したくなるオフィス」作りが重要です。
ソーシャルインテリアでは、オフィス家具の選定やレイアウトなど、オフィスの課題解決に向けてトータルでサポートいたします。自社に合ったワークスタイルやオフィス空間をご提案いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。