オフィスブランディングとは、社員が働きやすい職場環境を整えることで、オフィスにおける他社とは違う価値を確立することです。
オフィスブランディングには、自社の社員に向けたインナー向けの効果と、採用や顧客へのブランド認知など外向きの双方にメリットがあります。オフィスブランディングに取り組むことで、生産性や売上の向上など様々な恩恵を受けられるでしょう。
本記事では、オフィスブランディングのメリットや取り組み方、ブランディングに効くオフィスデザインについてご紹介します。
目次
オフィスブランディングの意味・目的とは?
オフィス空間のレイアウトやデザインを整えることで、社内外に対してポジティブな印象を与えられます。そのメリットについて具体的にご紹介していきます。
企業ブランディング、広報活動の一環として
オフィスブランディングを取り組むことにより、企業ブランディングや広報の役割を持たせることができます。企業のイメージをオフィス空間で表現することができ、社外の方に企業ブランドを認知してもらうこともできるでしょう。
働きやすい環境の実現
オフィスブランディングは生産性の向上にも効果があります。
社員が動きやすいようにレイアウトや導線を見直すことで、安全に過ごすことができ、ストレス軽減につながります。社員が気軽に休憩できるスペースを設けることで、パフォーマンスの維持や向上につながるでしょう。また、オフィスブランディングを通じてコミュニケーションが活発化し、新しいアイデアが生まれる可能性もあります。
以上の取り組みにより、働きやすい環境が整えらることで生産性の向上が期待できます。
生産性向上は以下の記事で紹介しています。
オフィスブランディングを行うことは採用活動にも効果的
オフィスブランディングの取り組みは、採用活動においても良い影響を与えるでしょう。
企業理念や魅力をオフィスを通じて発信し、この企業で働きたいというファンを増やすことができます。
特に採用活動においては採用ページだけでなく、会社説明会や面接の場でオフィスを見てもらう機会が多くあります。会社の理念やイメージを反映したオフィスを実現することで、自社に合った志望者が増えるでしょう。
採用に効くオフィスは以下の記事で紹介しています。
なぜオフィスブランディングがトレンドとなっているのか?
昨今、企業間の競争が激しくなり、人材の確保が難しくなっています。オフィスブランディングに取り組むことでその課題にアプローチできるため、積極的に取り組む企業が多く、トレンドになっています。
企業価値の向上
オフィスブランディングは、企業価値を高める重要な要素です。
魅力的なオフィス環境は、社員のモチベーション維持、生産性、品質向上に貢献し、結果的に会社全体のパフォーマンス向上につながります。
オフィスブランディングは、単にオフィスの見た目を良くすることではありません。
社員一人ひとりが働きやすく、能力を最大限に発揮できるような環境を整えることが重要です。
従業員エンゲージメント、定着率の向上
従業員エンゲージメントとは、社員が会社に愛着を持ち、自発的に貢献したいという意欲を持つ状態のことを指します。
オフィスブランディングは、従業員エンゲージメントを高めるための有効な手段の一つです。
企業理念やビジョンを反映したオフィスデザインや、社員同士のコミュニケーションを活性化するような空間づくりを行うことで、社員が会社に共感し、一体感を持ちやすくなります。その結果、人材の確保や社員の定着率も向上するでしょう。
オフィスブランディングを行う上での注意点とは?
ここからは、オフィスブランディングを行う際の注意点をご説明します。
綿密な予算計画
オフィスブランディングを行う際は、予算の捻出と確保を綿密に計画する必要があります。
オフィスブランディングの取り組みは、新しいオフィス家具の導入や、レイアウト変更が伴うため、コストがかかります。予算の捻出と確保は、総務部もしくは担当の部署と連携し、認識齟齬がないようにしましょう。
事前にオフィスブランディングの目的を共有し、予算オーバーにならないように予算計画を立てることがポイントです。
PDCAサイクルの継続性
オフィスブランディングに取り組んだからといって、すぐに効果が現れるわけではありません。3年以上かかるケースもあるので、焦らずに取り組む必要があります。
離職率の数字や従業員エンゲージメント調査を実施し、定点的に観測することで効果検証に役立てられるでしょう。短期的に数値が振るわなくなるときもあるかもしれませんが、冷静に要因を分析することがポイントです。
また、オフィスブランディングは大がかりなプロジェクトになるため、他の部署や社員の協力を得ながら進めるようにしましょう。
従業員のエンゲージメントを上げるオフィスについては以下で紹介しています。
オフィスブランディングの取組メソッド
オフィスブランディングのメリットや意図についてご説明しました。次からは、どの部分を改善すれば良いか、取組メソッドをご紹介します。
オフィスエントランス・応接室の改善
オフィスへの来訪者が頻繁に利用するのが、オフィスエントランスと応接室。社外の方の目に触れる機会が多いので、エントランスや応接室の改善はオフィスブランディングに大きく影響します。企業のイメージを伝えることができるよう、自社に合った印象のオフィスレイアウトにしましょう。
応接室については以下の記事で紹介しています。
社内イベントの開催、社内報の展開
オフィスで社内イベントを催したり、社内報を活用するのもオフィスブランディングの方法として挙げられます。
社内イベントは勉強会やブレスト、社内報は冊子を印刷したりWEBページを用意したりするなど、様々な方法があります。多くの社員に参加してもらえるよう、メールやチャットでの周知も忘れずに行いましょう。
これらの手法により、社員の帰属意識を高めることができたり、企業理念の理解を深めたりすることができます。自社の魅力を再認識することで、モチベーションの向上にも寄与するでしょう。
オフィスデザイン・レイアウトのリニューアル
オフィスに活気が無い場合は、レイアウトの変更も検討しましょう。デスクの並び方を工夫したり、談話スペースを設けたりすることで、コミュニケーションが活発になるでしょう。
また、働きやすい環境を整えることで、社員の帰属意識を高めることができます。オフィスデザインの刷新や新しいオフィス家具の導入を検討しましょう。
オフィスレイアウトについては以下の記事で紹介しています。
オフィスブランディングを目的としたオフィス移転
オフィスの所在地は、企業にあったロケーションを選ぶことが大切です。オフィスの立地によって企業イメージも変わります。社員のコミュニケーションや意識にも影響するでしょう。
オフィスの移転は時間やコストがかかるため、専門知識を持っている業者に相談することをおすすめします。搬入などの負担軽減だけでなく、企業にとって大事な立地選びのサポートをしてくれます。
オフィス移転の際はロケーションも慎重に検討しましょう。
オフィスブランディングの成功例
ソーシャルインテリアがオフィスブランディングをサポートした成功事例をご紹介します。
株式会社SunAstarisk様
株式会社SunAstarisk様の集約移転プロジェクトを担当しました。以前のオフィスでは、企業の色やブランディングが見えづらい課題がありましたが、オフィスをコーポレートカラーである赤を基調にしたり、壁面に社内デザイナーによるイラストをしたり各所に工夫が凝らされています。また、社員同士のコミュニケーションが活発になるよう、イベントスペースやバーを設置。
来訪者にもSunAstariskがどのような会社なのかを語れるようなオフィスデザインといえます。
導入事例の詳細レポートは、以下よりダウンロードできます。
オフィスブランディングのご相談は「ソーシャルインテリア」へお任せ!
今回は、オフィスブランディングのメリットや取り組み方と事例についてご紹介しました。
ソーシャルインテリアでは、オフィス空間における課題解決をトータルでサポートします。オフィスブランディングにお困りの際は、具体的な取り組み方をご提案いたします。広報や採用、社員の定着など、それぞれの課題に合ったオフィスデザインのアドバイスも可能です。オフィスブランディングの取り組みを検討中なら、まずは下記よりお気軽にご相談ください。