予定やメモ書きから会議や打ち合わせ、プレゼンテーションまで、さまざまなビジネスシーンで活躍し、オフィスには欠かせないホワイトボード。非常に多くのタイプが発売されており、使用するシーンに合わせて適切なものを選ぶことが大切です。
近年は機能性だけでなく、インテリア性に優れたおしゃれな製品も登場していて、さらに選択肢の幅が広がっています。
本記事では、ホワイトボードの種類や、おしゃれで使いやすいおすすめのホワイトボードを紹介します。ぜひ、自社のオフィスにぴったりの製品を探してみてください。
目次
ホワイトボードとは
ホワイトボードとは、滑らかで光沢のある白い表面を持つ、書き込みや描画が可能な掲示板の一種です。ホワイトボードは専用のマーカーで書き消しが可能で、主にオフィスや教室での情報共有やアイデアの可視化に活用されます。
ホワイトボードには、磁石が使えるものや両面利用可能なものなど、材質や機能によってさまざまな種類があります。デザイン性に優れたホワイトボードもあり、おしゃれなオフィス空間の演出に貢献します。
類似商品としてオフィス用の掲示板もあるので、気になる方はこちらの記事を参考にしてください。
『おしゃれな掲示板・ホワイトボードをオフィスに取り入れよう!』
ホワイトボードの材質の種類
オフィスや教室で広く利用されているホワイトボードには、大きく分けて「ホーロー製」と「スチール製」の2種類の材質があります。見た目はほとんど変わりませんが、価格や重さ、耐久性などが異なります。
ホーロー製
ホーロー製ホワイトボードは、仕上げとして表面にガラス質の釉薬を焼き付けるホーロー加工を施したタイプです。耐久性と耐摩耗性に優れており、傷がつきにくいのが特徴です。経年劣化にも強く、長期間にわたって使用しても表面が滑らかで、書き味が変わりにくいメリットがあります。
価格はスチール製に比べて高めで、また重量感もありますが、その分品質が良く、清潔な状態を保ちやすいため、衛生的な環境を求めるオフィスや医療施設などで好まれます。
スチール製
スチール製は、鉄板の表面に特殊な塗装を施したもので、比較的リーズナブルな価格で提供されることが多い材質です。磁石を使用して文書やメモを貼り付けられるため、プレゼンテーションやディスカッションでの利用に便利です。
ただし、ホーロー製に比べて耐久性が劣るため、傷がつきやすく、書き消しを繰り返すと文字跡が残りやすいため、使用状況に応じて適切なお手入れが必要。その分、軽量で価格も安く、書き直しの少ないオフィスでの使用なら、スチール製でも十分といえるでしょう。
ホワイトボードの機能・特徴
ホワイトボードには製法の違い以外にも、両面使用できるタイプや壁掛けタイプなどさまざまな種類があります。購入の際には、使用場所や目的に合わせて適切なものを選択しましょう。ここでは代表的なホワイトボードのタイプを紹介していきます。
両面or片面
ひっくり返して両面に文字を書けるタイプと、片面だけしか使えないタイプ。
実用性に優れているのは多くの文字を書ける両面タイプですが、片面タイプは壁に設置して使用するものが多く、場所をとらないのがメリットです。オフィスではどちらも使用されるので、用途を考えて選んでみてください。
自立or壁掛け
足がついていてキャスターを使って移動できる自立タイプと、壁に固定して使用するタイプ。
自立タイプは1カ所だけでなく、いろいろな場所に移動して使えるため、1台あると会議にプレゼンテーションにと幅広く使用できます。壁掛けタイプは移動できませんが場所をとらない利点があります。毎日会議室で使ったりスケジュールを書き込んだりするなら、壁掛けタイプが向いているでしょう。
無地or罫線入り
何も書かれていない真っ白なタイプのボードと、あらかじめ罫線が印刷されているタイプ。
罫線入りでは、月の予定表や行動予定、工程管理など使い方が決められている製品もあります。無地のほうが自由度は高くなりますが、スケジュール管理など特定の項目について記入したいのであれば、罫線入りのほうが使いやすいでしょう。オフィスではどちらも使用されるため、目的に応じて選んでください。
外枠ありor外枠なし
記入する面の周囲に外枠があるタイプと、外枠がないタイプ。
枠ありタイプでは、枠の下側にトレーが取り付けられるようになっている場合が多く、マーカーやイレーザーを置いておくスペースになるのが便利です。一方、枠がないタイプでは、何枚かのホワイトボードを並べ、つなげて使えるメリットがあります。
磁気ありor磁気なし
磁気があってマグネットをくっつけられるタイプと磁気なしのタイプ。
書類を貼ったり、ペン立てを取り付けたりと、オフィスでは一般的に磁気ありのほうが多く使われています。磁気なしは少し不便に思えますが、近くに精密機器があるところでは、磁気が故障の原因になる可能性もあります。置き場所や用途によって選びましょう。
光沢orマット
ホワイトボードの表面に光沢があるタイプと、光沢度を抑えたマットタイプ。
従来のホワイトボードは、ツルツルと光沢があるタイプが一般的。マットタイプは、ボード自体の明度が低く、まぶしさが抑えられ、長時間見ていても目が疲れにくくなっています。低反射でプロジェクターによる映写にも適しているため、オフィスでの使用にも向いているといえるでしょう。
ホワイトボードの選び方!3つのポイントとは?
ホワイトボードの選定には、用途や機能、デザイン、価格、付帯サービスなど、さまざまな観点を考慮する必要があります。ここでは、自社に最適なホワイトボードを選ぶためのポイントを紹介します。
用途と機能で選ぶ
ホワイトボードを選ぶ際は、まず使用する目的を明確にしましょう。会議でのプレゼンテーション用に使うのか、それとも日常的なメモや情報共有のために使うのか、用途によって適した機能が異なります。
両面利用が可能なタイプや、壁掛け式と自立式の選択、無地または罫線入り、外枠の有無、磁石が使用できるかどうか、表面の仕上げが光沢かマットかなど、多様な機能面での選択肢があります。それぞれの特徴を理解し、自社のニーズに最も合致するモデルを選びましょう。
デザインで選ぶ
次に考慮すべきは、ホワイトボードのデザインです。オフィスの内装や企業のブランドイメージに合わせて、ホワイトボードのスタイルを選ぶことで、空間全体の調和を保ちます。
また、ホワイトボード自体のデザインで選ぶ方法もあります。シンプルでモダンなデザインから、木枠を使用したナチュラルな雰囲気のものまで、スタイルはさまざま。オフィスの空間作りの一環として、デザインを検討すると良いでしょう。
価格や付帯サービスで選ぶ
最後のポイントは、価格と付帯サービス。コストパフォーマンスは重要な判断基準の一つです。予算内で最大限の価値を得ることを目指すなら、機能性やデザイン性をどの程度優先するかによって、選ぶべき種類が変わります。高品質でデザイン性に富んだモデルは価格が高めですが、オフィスの印象を向上させる効果も期待できます。
また、ホワイトボード単体で購入してすぐに利用開始するスピーディーさを重視したいのか、それともホワイトボードを含めたオフィス家具全体をコーディネートしたいのか、サービス面も大きな考慮点です。オフィスづくりをトータルで考えたい場合、「併走型オフィス構築」に強みを持つソーシャルインテリアにぜひご相談ください。
これらのポイントを踏まえ、自社に最適なホワイトボードを選択しましょう。
オフィスで使いやすいおしゃれなホワイトボード12選
ひとくちにホワイトボードといってもさまざまなタイプがあり、用途や設置場所に応じて最適なものを選ぶ必要があります。ここからは、オフィス向きかつ、おしゃれでインテリアにもプラスになるおすすめのホワイトボードを12種類紹介していきます。
1 回転式ホワイトボード
ITOKI 回転型ホワイトボード(両面ホワイト)
回転式で両面に書けるようになっているスタンダードなホワイトボード。片方がいっぱいになってもすぐ新しい面へと代えられ、キャスター付きで移動も簡単なので、場所を選ばず使用できます。
オフィスではプレゼンテーションや会議でアイデアを募るときなど、書く量が増える場面も多く、1台あれば重宝するでしょう。
2 ステッカーホワイトボード
safro Frameless Writing Board
裏面がシールになっていて、壁に貼り付けて使えるホワイトボードです。平らな壁であれば、どこにでも設置でき、場所を取らないのでスペースの限られたオフィスなどにぴったりです。
ほかにも、レンタルオフィスや打ち合わせの場所に持っていくなどさまざまな場面で使用できます。ホワイトボードマーカーだけでなくチョークが使用可能なタイプもあります。
3 ホワイトボードパーテーション
KOKUYO ホワイトボードスクリーン
表面がホワイトボードになっているパーテーションで、スペースを区切るだけでなく、文字も書ける優れもの。マーカーやイレーザーを収納できるトレー付きのものやキャスター付きで移動可能なタイプ、マグネットで掲示物を貼れるタイプなどもあります。
オフィスや会議室が狭く、余計なものはなるべく置きたくない場合などに活躍してくれるアイテムです。
4 机上ホワイトボード
デスクの上に固定して使うホワイトボードです。机の幅に合わせた横長の造りになっていて、対面の座席との仕切りとしての役割も果たします。
両面に書き込みができ、ペン入れなどもそれぞれの面についています。ちょっとしたメモや予定、アイデアなどを書いておいたり、磁石で書類を貼り付けたり、効率的なデスクワークを手助けしてくれるでしょう。
5 木枠ホワイトボード
ASPLUND FLEX-WIZ WHITE BOARD S
外枠が木製のホワイトボードで、通常のアルミ製枠と比べて優しく温かみがある印象を与えるのが特徴です。木製の家具や暖色系の壁紙とも相性が良く、おしゃれなインテリアとしてもおすすめです。
殺風景になりがちなオフィスのアクセントにしたり、インテリアとの兼ね合いで無味乾燥な普通のホワイトボードを設置しにくい場合に選んでみてもいいでしょう。
6 ホワイトボード+コルクボード
1枚にホワイトボードとコルクボードが一体になった製品で、ホワイトボード側には予定や連絡事項などが書き込め、コルクボードには書類やメッセージが貼り付けられるようになっています。
1枚で2種類の使い方ができるため、便利で機能的。見た目もおしゃれなのでインテリアの一部としてもおすすめです。
7 ステンレスボード
i+(アイプラス)
独特の色と質感が特徴的なステンレス製のホワイトボード。非常に薄く、場所をとらないのが魅力です。
シンプルで洗練された印象を与えるスタイリッシュな外観は、クールでかっこいい内装やシックなインテリアによく合います。書き心地がなめらかで、水拭きができるためお手入れもしやすく、ホワイトボードをよく使用するオフィスにもおすすめです。
8 ガラスボード
Garage CHAT board
強化ガラスを使った、おしゃれなホワイトボードで、美しい光沢やデザイン性の高さが魅力です。
見た目だけでなく、書き込みなどの機能面も優れていて、裏面に金属板がついているものであれば、通常のボードと同じくマグネットも使用できます。白だけでなくさまざまな色が選べる製品も登場していて、オフィスインテリアをより魅力的に演出してくれるでしょう。
ガラス含む透明ホワイトボードについては、以下の記事で詳しく解説しています。
9 木製ホワイトボード
表面に特殊塗料を塗布し、書き込みができるようにした木製のホワイトボードで、木の質感や温かみを感じられるのが特徴です。
普通のホワイトボードマーカーのほか、水性クレヨンも使用でき、書いたものはイレーザーで綺麗に消せます。実用性に優れ、インテリアとしても魅力が高いホワイトボードです。
10 ブラックボード
真っ黒なガラスを使ったガラスボードです。書き込みにはネオンカラーマーカーを使用し、マグネットが使えるタイプもあります。
ホワイトボードに比べ、よりシックで落ち着いた印象を与え、オフィスをよりおしゃれに見せてくれます。普通のホワイトボードでは少し物足りないという場合におすすめです。
11 カラフルボード
safro Frameless Writing Board カラーボード
オフィスを明るく演出してくれる、ネオンカラーのカラフルなボードです。色はピンクや青、緑などから場所や用途に合わせて選べ、シンプルで可愛らしい見た目は、オフィスインテリアのワンポイントになってくれます。
コンパクトなものならデスク周りにも設置でき、カラフルな背景は文字を目立たせてくれるので、連絡事項も見落としにくくなるでしょう。
12 スケッチブックホワイトボード
持ち歩きできるスケッチブックタイプのホワイトボード。外出先での打ち合わせなど、いつでもどこでもホワイトボードを使いたい方におすすめです。
数ページのボードがセットになっているため、書いたものをいちいち消す必要もありません。各ページには半透明のシートが付いていて、資料を挟んだり上から書き加えたりとさまざまな使い方ができます。
オフィス構築にお悩みなら【ソーシャルインテリア】に相談ください!
オフィス業務の効率化だけでなく、インテリアの一部としても活躍してくれるホワイトボード。近年では、ホワイトボードの進化も著しく、さまざまな素材や性能を持つ製品が登場しています。どのようにして、自社のオフィスに合ったホワイトボードを選べばいいかわからないという方は、ソーシャルインテリアにお問い合わせください。
ソーシャルインテリアは、オフィス家具のレンタルはもちろん、オフィス空間の構築や課題解決の提案も行っているオフィスづくりのサブスクリプションサービスです。什器導入やインテリアについての適切なアドバイスを実施し、コストを抑えながら、妥協しないオフィス作りを実現します。オフィス構築でお悩みがあれば、ぜひソーシャルインテリアにご相談ください。