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PROJECT株式会社イー・ロジット
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CATEGORYオフィス移転
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YEAR2024
“よい家具”を使ってフレキシブルな空間を創出
株式会社イー・ロジット 代表取締役社長CEO 谷辻昌也 様
INTERVIEW
インタビュー代表取締役社長CEO 谷辻昌也 様
拠点の集約と、連携の取りやすいオフィスを目指して
以前のオフィスは社員に満足してもらえるような内容ではありませんでした。とくにスペースの広さや動線に多くの社員が使いづらさを感じていたんです。
また、拠点が複数にわかれてしまっていたことも課題といえます。当時は3拠点の運用になっており、各拠点ごとのコミュニケーションが難しかったため、1箇所に集約することを目指しました。
基本固定だった座席を変動席にして、社内のコミュニケーションも円滑にしたいというのもきっかけとして挙げられます。フリースペースのような空間もありましたが、動線や形状のせいかあまり社員に活用されていなかったんです。
それらがビジネスに与える影響としては、部門間の連携が取りづらいせいで、業務の質やスピードが落ちるということ。
たとえば1クライアントに対して、営業・プロジェクトマネジメント・システム、各部署から担当者が1人ずつつくような案件もありますが、拠点が別であることでMTGはオンラインになってしまい、調整に時間がかかるということもありました。
社員に満足してもらえる”よいもの”を採用
物流というと、体を使う力仕事という風に思われがちですが、実はサービス業だと思っています。
サービス業において一番大切なのは、お客様のことを考えること。ただ、社員のことを大切にしない会社が、お客様を大切にしなさいと社員に言うのは無理があります。そういったマインドセットを持つべきだというメッセージも込めて、オフィスの環境をより良くするための移転を決めました。
今回外部の支援会社様にご紹介いただいたというのがきっかけでソーシャルインテリア様のことを知りましたが、それだけでデザインパートナーとして選ばせていただいたわけではありません。ご担当いただいたお二人がとても親身に対応してくれたのが決め手です。
これまで多くのベンダーさんとお仕事をしてきましたが、やはり初めてご一緒する方と阿吽の呼吸で仕事をするというのは本当に難しくて、聞いたことと全く違う答えが返ってくるということもよくありました。
一方で、ソーシャルインテリア様は我々が曖昧に伝えたことでも、明確に「こういうことですか」と答えを持ってきてくれたので、ストレスフリーでプロジェクトを進行できました。
今回の移転におけるレイアウトや商品選定について、こだわった点は大きく分けて2つあります。
まず1つ目は可能な限りよい什器を選ぶということ。
先ほどもお伝えした通り、従業員の満足度を上げたいというのが移転の目的でもあったので、オフィスチェアをはじめとする家具は予算の範囲内でできる限り良いものを選定しました。
2つ目は可変性の高いオフィスにすることです。
執務スペースをセミナーや大規模なミーティングにも使えるエリアにするために、キャスター付きの家具やスタッキングできて持ち運びやすい椅子を多く採用しました。
また、プロジェクターにもこだわりました。一般的なプロジェクターですと、照明を落として暗くしないと見づらいのですが、今回選んだものは明るいままでもよく見えるんです。解像度も非常に高く、離れた位置からでも綺麗に画面が見えます。
旧オフィスではセミナーの開催ができずに外部の設備を使っていましたが、機能に優れたプロジェクターを導入したり、可変性の高いオフィスにしたりしたことで、新しいオフィスでは社内の設備でセミナーが開催できるようになったので、こちらも投資してよかったポイントといえますね。
垣根のない環境から生まれるフラットなコミュニケーション
新オフィスに対する不満は今まで上がってきていません。
少しくらいはあるかなと思っていましたが本当に一切ないです。
それは社員の行動にも現れていて。前のオフィスでは私が大体最初の出勤者だったんですよ。
でも今は、以前と同じ時間に出社しても私が最初ってことは絶対になくて、必ず誰かが先に来ているんです。全体的な出社率も上がっていますし、オフィスの環境がよいと本当に来る人は増えるんだなと実感しています。
コミュニケーションも以前に比べて圧倒的に増えました。
ビジネスにおけるコミュニケーションだけではなく、普段の雑談もしやすい環境になったと感じています。
そこが意外に重要なポイントだと考えていて、そういった些細な会話の積み重ねからお互いのことをより理解し、癖や個性も見えてくる。
コミュニケーションの改善から、業務の質やスピード感が向上しているのを感じます。最近は、当社でも横断的な仕事や部門間の連携が増えており、それらが円滑に進んでいます。
今回実現させたかったのは、組織の垣根をなくすことで、私の席も含め、他の役員たちも席を持たず、特定の社員が持つ部屋はありません。私も他の社員と同じようにオフィスのいろいろな場所でしています。これにより、部門間の垣根が取り払われ、さらには上下の階層も撤廃され、社長と若手社員がオフィス内でカジュアルに会話したりと、より自由なコミュニケーションが生まれました。
オフィス移転成功の鍵は”コンセプト決め”
私たちはM&Aや業務提携を行っていますが、今後より多くの人を巻き込んで事業を拡大・成長させていきたいと考えています。
現在もこのオフィスにはすでにパートナー企業の方や業務委託でシステムの開発に協力してくださっている方もいますが、今後そういった皆さんにもどんどんこのオフィスを利用してもらいたいですね。
会社の雇用という軸が半分崩壊しつつ現代において、オフィスを使える人を限定的にせず、良い仲間が集まる場所にできたらいいんじゃないかなと思っています。
次回増床をする際にも、ぜひソーシャルインテリア様にご依頼させていただきたいと考えています。
実は今回M&Aをした会社が内装工事をできるので、施工の部分はそちらにお願いし、デザインの部分についてはソーシャルインテリア様にお願いをさせていただきたいと思っております。
ソーシャルインテリア様に対しては、今回、大変素敵なオフィスを作ってくださったので、大変感謝しております。貴社のサービスがどんどん広まって喜ぶ人が増えていけばいいなという思いで今回の取材にも協力させていただきました。
移転を控えている担当者の方へのメッセージとしては、まず、会社として何を大切にするかという部分が、オフィス移転において最も大事なポイントだということ。そのオフィスで働く社員の方々にどういう思いを持ってもらいたいか、どういうふうにオフィスを使ってもらいたいかをまずは明確にしておく。そこからはソーシャルインテリア様が助けてくれると思います。
例えばコンセントの位置とか、細かいハードの部分から考え始めたりしてしまうとやっぱり行き詰まってしまうと思うので、まずは大枠のコンセプトをしっかりと確定させてうえで、細かい部分や悩んでいる部分はデザインパートナーさんに相談しながら決めていけば、スムーズにオフィス移転のプロジェクトを進行できるのではないでしょうか。