オフィス用パーテーションのメリットと選び方|種類・高さ・素材の違いと設置事例
皆さんはオフィス用パーテーションに様々な種類があることをご存知でしょうか?今回は、オフィス用パーテーションの種類、設置するメリットと注意点を紹介します。
目次
オフィスにパーテーションを設置するメリットとは?

パーテーションを置くことで期待できる2つのメリットを紹介します。
- プライバシーの保護と防音効果への期待
- オフィスデザインの一つとして
プライバシーの保護と防音効果の期待

パーテーションを複数組み合わせて簡易的な個室ブースを組み立てて、周囲から見えにくい環境を作ることで、プライバシーを守ることができます。
また、パーテーションには防音素材を使用しているものもあるため、周囲の雑音を遮断した環境を簡単に作れます。
パーテーションの素材によるオフィスの防音効果
パーテーションの素材によって防音性は異なります。パーテーション設置による防音性能の目安として、スチールパーテーションとアルミパーテーションの例を紹介します。
- スチールパーテーション:約36db(内部が空の状態)
- アルミパーテーション:約21db
一般的に人は20〜30dB程度の音量ではほとんど無音に感じます。普通の会話は約60dB程度といわれているため、スチールパーテーションでは無音に、アルミパーテーションではかすかに音が聞こえてくる程度です。
Web会議や商談スペースの確保
新しい働き方が推進されるなか、Web会議の頻度は高まっています。しかし、従来のオフィスでは会議室の数が限られ、多くの会社で問題となっています。大がかりな改修やレイアウト変更を予定しない場合は、パーテーションで簡易的にスペースを分割するという方法で対処できます。
オフィスデザインの一つとして
パーテーションの中でもデザイン性の高いおしゃれなものもあるため、オフィスインテリアの一環として、パーテーションを導入する会社もあります。
オフィスパーテーションの主な種類・特徴
日本国内でよく用いられているオフィスパーテーションを種類別にご紹介します。
ローパーテーション(置くだけ)
床に置くだけで設置でき、レイアウト変更が容易に行えるタイプです。
オカムラ:Lives(ライブス)パネル
フェルト製の柔らかな質感のパネルで、音や視線を適度に遮断してくれます。置くだけのタイプと、天井から吊り下げるタイプの2種類があります。
コクヨ:PU/α(ピーユーアルファ)シリーズ

サイズやカラーが豊富で、国内でよく用いられているスタンダードなローパーテーションの1つです。
イトーキ:スクリーンパネルKタイプ

折りたためる3連タイプと1枚の単独タイプがあります。とても軽量で、持ち運びにも便利です。
ハイパーテーション(天井固定)
ハイパーテーションは、天井に固定し個室や会議室のような空間を構築することが可能です。
インパクトアコースティック

スイスの吸音材メーカーから生まれた吸音パネルです。ペットボトルの再生素材でできており、環境負荷の軽減にもつながっています。音響性能だけでなく、美しさも特徴で、天井から床まで吊り下げるタイプやキャスター付きで自在に動かせる低めのタイプなどがあります。天井から吊り下げるタイプは壁のようにしっかりと空間を区切ることができますが、設置は簡易的に行えます。
さまざまなタイプがMUSEUMに設置されているため、実物をご覧いただくことも可能です。
ソーシャルインテリアのオフィスツアー・MUSEUMについてはこちら
コマニー:スチールパーティションEUP-Synchron

中空二重構造のスチールパーティションです。表裏2枚のパネル内の中空層に配線・配管も可能です。パネルタイプと、ドアタイプがあります。
小松ウォール:マイティ-70・80

不燃認定を受けたW構造間仕切りは、断熱性や遮音性にも優れています。パネル内部には配線・配管も可能です。
ガラスパーテーション
ガラスパーテーションは透明感があり、採光を保ちながら空間を間仕切ることができます。
コマニー:ガラスパーティションBRIDIA

遮音性が高く、会議室やミーティングコーナーにも適したパーティションです。デザイン性も高く、継ぎ目やフレームが気にならず、エントランス等にも使いやすくなっています。
小松ウオール:PIVO(ピボ)

シンプルで洗練されたデザインのガラスパーテーションです。軸回転と並行移動する点が大きな特徴で、閉じればしっかりと遮音性を発揮します。
コクヨ:Gaシリーズ

継ぎ目にフレームを挟まず、ガラスだけで構成することができる「ジーエー」、ガラスながら壁としての存在感のある「Ga+」、高い遮音性能のある「ジーエーW」があります。
オフィスにあったパーテーションの選び方は?
オフィスに設置するパーテーションの選び方として、パーテーションの高さと素材で選ぶ方法があります。
パーテーションの高さから決める

オフィスで使われるパーテーションは、設置目的によって最適な高さが異なります。
一般的な用途と最適な高さは以下を参考にしてください。
1100~1200mm
座った状態では視線が遮られるため作業に集中しやすく、立ち上がると周囲を見渡せる高さです。一般的な執務エリアによく用いられます。圧迫感が少なく、オフィスを広く見せる効果もあります。
1300~1500mm
座ったときに周囲から完全に視線を遮ることができる高さです。高い集中力が必要な作業や、Web会議用のブースに適しています。
1600~1800mm
立った状態でも視線を遮ることができる高さです。ミーティングスペースや応接スペースに適しています。完全には個室化しないため、空調効率は維持しつつプライベートな空間を作りたい時にも便利です。
2100mm~
天井までの高さになることもあり、空間をほぼ完全に仕切ることができる高さです。役員室や更衣室、相談室など、セキュリティやプライバシーへの配慮が求められる場所に適しています。
パーテーションの素材から決める
最近のオフィスデザインのトレンドで使われるパーテーション素材として、防音性能の項目で説明したスチールパーテーションとアルミパーテーションが多く使われています。
繰り返しになりますが、どちらも防音性に優れた素材のためパーテーションとしての使い勝手に優れている点が特徴です。もし、素材で迷ったらこのどちらかから選ぶと良いでしょう。
オフィスにパーテーションを設置するときは安全性を確認しよう

消防法・建築基準法といった法律に抵触しないか
オフィスにパーテーションを設置する際、法律の観点でも問題ないか確認が必要です。消防法では、欄間を空けずに天井まで閉じる区間は個室とみなされます。パーテーションを使って個室を作る場所によっては、火災報知器やスプリンクラーといった防災設備が必要になる場合も。
また防災設備だけでなく、排煙設備が必要になるケースがあります。排煙設備には、先の消防法だけでなく建築基準法も関わりがあり、法律の改正にあわせて設備を変更しないといけない場合もあります。
消防庁へ書類の提出が必要なケースもある
オフィスにパーテーションを設置するにあたって、消防庁へ書類の届け出が必要な場合もあります。オフィスの天井の高さまで設置工事を行なう場合、以下の書類提出が必要です。
- 防火対象物工事等計画届出書
- 防火対象物使用開始届出書
前者は、パーテーション設置着工の7日前までに、後者は設置後の使用開始日の7日前までに届け出の提出が必要です。
オフィスの天井の仕様によってはパーテーション設置が難しいことも
天井の高さまでパーテーション設置工事を検討する際は、オフィスの天井の種類を確認しましょう。オフィスの天井は大きく3つの種類があります。
- グリッド型システム天井
- ライン型システム天井
システム天井とは、天井の下地材フレームに仕上材、照明器具や空調設備をはめ込んで組み立てるタイプの天井のことで、グリッド型とライン型の2つの種類があります。グリッド型とライン型の共通点として、部分ごとに設備機器を外すことができます。そのため、設置したパーテーションの移動がしやすい種類の天井です。
グリッド型システム天井

グリッド型システム天井とは、格子状に天井を組み、そこに照明器具や空調設備をパネルごとにはめていく天井工法です。
ライン型システム天井

ライン型システム天井とは、照明器具やスピーカーなどを一方向のライン上に並べて配置する天井工法です。
オフィスパーテーションの事例3選
トーセイ株式会社

ガラスパーテーションで、開放感を保ちながら空間を仕切っています。落ち着いた雰囲気の内装に合ったシックなブラックフレームで、オフィスに統一感を持たせています。
導入事例はこちら
株式会社明電舎

スチールパーテーションとガラスパーテーションが組み合わされた仕切りです。オープンスペースとの防音性を作りつつ、ガラスに薄い色を入れて集中性も高めながら、開放感を出しています。
導入事例はこちら
SMC株式会社 竜王物流センター

ローパーテーションによる個別ブースや、ファミレス席の仕切りを設けて、カジュアルなコミュニケーションを損なわずに仕事に集中できる環境を作っています。
導入事例はこちら
パーテーションを使った空間デザインのご相談はソーシャルインテリアへお任せ
パーテーションは、設置するだけで空間を区切ることができる便利なアイテムです。パネルの素材や施工方法、高さなどのバリエーションが豊富で、活用シーンや目的にあわせて適切なものを選びましょう。
場合によっては業者による施工や消防法の届け出が必要になるので、オフィス全体のレイアウトをプロに相談することをおすすめします。
ソーシャルインテリアでは、オフィスのインテリア選びやレイアウトを含めたオフィス構築支援を承っています。オフィス家具の選定や現状回復についてなど、理想的な職場環境を実現するための幅広いご提案が可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
理想のオフィス環境構築に役立つアイデアは、こちらでもご紹介しています。





