テレワークのWeb会議におすすめのパーテーションとは? 

テレワークによってWeb会議の機会が増えている現在、設置するだけで背後にあるものを簡単に隠せるパーテーションが便利です。量販店や通販サイトでもさまざまなタイプがあり、どれを選べばいいか迷ってしまう人もいるでしょう。

今回は、テレワークのWeb会議におすすめのパーテーションの選び方について解説します。在宅勤務に適したパーテーションのポイントも紹介しますので、快適なテレワークの実現に向けてぜひお役立てください。

パーテーションの種類や基本的な機能については、下記記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。

パーテーションの種類やメリット、設置方法を解説

テレワーク中のWeb会議で背景が気になるなら

テレワーク中に背後に家の中が映ることで生活感が丸出しになり、ビジネスの雰囲気を壊してしまいます。オフィスからのビデオ会議であっても、背後を通る社員が移り込んでしまうため、背景をうまく隠す方法を模索している人もいるでしょう。

そんなときにパーテーションを使うことで、背景を綺麗に見せることが可能です。パーテーションにはさまざまな種類があり、Web会議がない時間は収納しておける折り畳み式なども便利です。また、個室ブースのように囲えるタイプは、集中力アップなどの効果も期待できます。

テレワークの背景に使えるパーテーションの選び方

ここからは、テレワークの背景に使えるパーテーションの選び方について解説します。幅広いバリエーションから、在宅勤務とオフィスそれぞれに適したパーテーションを選ぶためのポイントを説明しますので、参考にしてください。

大きさや映る範囲

パーテーションは、大きさや背景に映り込む範囲が重要です。サイズが小さすぎると必要な部分をすべて隠せない可能性があるため、オンライン会議のカメラに移る十分な範囲を隠せるものを選ぶ必要があります。

オフィス

オフィス用のパーテーションは、高さや幅のバリエーションが豊富です。間仕切り部分の幅が900mm、高さが900mm〜2,400mmまで300mm区切りで選べるものなどがあります。また、横置きにすることで必要な高さだけを横長に隠すことが可能です。

また、同じサイズのパーテーションを複数用意し、隙間なく並べてサイズを調節するという方法もあります。

在宅勤務

在宅勤務の場合は、スペースが取れないからといって小さなパーテーションを選んでも、結局背景を隠しきれず生活感が見えてしまう可能性があります。

スペースを区切るタイプや卓上に置くブースタイプなら、オンライン通話中の目線を遮ることが可能です。また、クロス素材のアコーディオン式パーテーションは、自宅のようなスペースが限られた空間でも圧迫感を抑えて高さを確保できます。また、集中しやすい環境づくりにも役立ちます。

折り畳み式

在宅勤務が中心の社員が多い場合は、必要なときだけ設置して、使っていない間はコンパクトに収納できる折り畳み式のパーテーションを選びましょう。折り畳みタイプには奥行きや幅を調整できるものも多いので、柔軟に使えるものを探している方におすすめです。

オフィス

スペースが狭いオフィスには、不要な際に片付けやすい折り畳みタイプが適しています。キャスター付きのものは、会議室など使う場所に運びやすいでしょう。また、片面がホワイトボードになっていて、ミーティング時に便利なタイプもあります。

複数個並べて設置することで、間仕切りとして個室のようなスペースも作ることが可能です。

在宅

在宅勤務の場合、コンパクトなサイズの折り畳み式があると、使うときだけ背景にセットできます。小ぶりなサイズで、複数のパネルによって構成されているタイプは、座っている人を囲む、間仕切りとして壁のように配置する、といった複数の使い方が可能です。

また、明るい色のパネルなら、デスクを囲うようにして設置しても圧迫感が少なく済みます。上部の開放感を残しつつ、椅子に座った際に背景がしっかり隠れるよう、高さは135mm〜150mm程度が望ましいでしょう。

素材・柄・色

パーテーションの素材や柄、色合いも、使い勝手や効果に影響します。すりガラスのように半透明なものは、明るさや開放感を確保しやすいものの、背後の物が透けて見えてしまうことがあるので注意が必要です。

一方、黒や紺、茶など光を通さないダークカラーのものは、背景はしっかり隠せますが、圧迫感を与えてしまう可能性もあります。オンライン会議の背景としては、色や柄で個性を出すよりも、ビジネスにふさわしい落ち着いたカラーやシンプルなデザインが無難です。

オフィス

オフィス用のパーテーションは、白やオフホワイト、薄いグレーなど圧迫感の少ないカラーが一般的ですが、オフィスデザインに合わせて素材や色合いを変えることも可能です。

ナチュラルなテイストで風景と馴染みやすいウッド調のデザインや、木製の枠にスクリーンを張った和風のものなどは、品やこだわりが感じられ、応接室や談話室の目隠しとしても設置しやすいでしょう。ガラス格子の間仕切りは、狭い空間でも採光を確保しやすく開放感を残せますが、後ろが透けて見えてしまうため、背景として使いたい場合には注意が必要です。

在宅

在宅勤務の場合、自宅のインテリアや内装に馴染みやすいパーテーションを選びましょう。オフィと同様に、圧迫感の少ないカラーや無地がオーソドックスですが、模様や柄が入ったものを選んでもよいでしょう。

ただし、奇抜な色や柄は、ビデオ通話時の背景に適さないため注意が必要です。自身が使うシーンを想像したうえで、自宅の壁紙や床・家具などど相性が良いものを選んでください。

移動式・固定式

キャスターが付いた移動式タイプは、Web会議の時間だけ必要な場所に設置できます。一方で、固定式でも、クロスやブラインドのように調節が可能なタイプなら、風通しや採光を確保しやすいでしょう。

固定式を選ぶ際には、設置方法に注意が必要です。突っ張り式のパーテーションなら、間仕切りとして固定できるうえ、ハンガーラックやマガジンラックなど多様な使い方ができるでしょう。

オフィス

オフィスでは、完全固定式のパーテーションを間仕切り代わりに設置するという選択肢もあります。ただし、設置工事が必要になるケースもあるので注意が必要です。

移動式は、必要な場所に簡単に持ち運べます。重量があると移動が大変なので、パネルよりも布系やロールスクリーンなど軽いものを選ぶと良いでしょう。

在宅

在宅では、使わないときに片付けられる移動式も便利ですが、固定式のパーテーションを間仕切り壁のように配置して、仕事スペースと他の空間を分けることも可能です。

また、薄地のテントを固定式パーテーションとして用いて、個別スペースを作る方法もあります。家族と共用で使う部屋でリモートワークをする場合や、自分だけのスペースを確保したい場合におすすめです。

囲み方

パーテーションの囲み方は、I型・C型・O型の3種類に分けられます。I型は、自立型をまっすぐ広げて1枚の壁のように設置するパーテーション。背後を隠したい場合や、視界を遮る目的で使いやすいタイプです。

C型はデスクの後ろ半分を囲むように設置するパーテーションです。座っている人の周りを囲うことで、半個室感を演出できます。

O型は、360°囲うタイプのパーテーションで、仕事や作業に集中しやすい空間を作り出します。C型のパーテーションと自立型パーテーションを組み合わせてO型を実現することも可能ですが、個室ブースのようなインテリアなら、より設置が簡単です。

パーテーションを利用して快適なテレワークを行おう

パーテーションは、テレワークや在宅勤務で役立つ便利なアイテムです。オーソドックスなパネルタイプの他、折り畳み式や移動式などさまざまな種類があるので、目的や使用環境に合わせて選ぶことが大切です。

今回紹介した選定基準を参考に、最適なパーテーションを取り入れ、理想的な労働環境を実現しましょう。パーテーション全般については『パーテーションの種類やメリット、設置方法を解説』にて詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

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