オフィス用におしゃれな掲示板やホワイトボードを取り入れて、社員同士の交流や情報共有、アイデア出しに活用する方法をご存じでしょうか。働き方の多様化を受けてオンラインツールを通してコミュニケーションを行う企業も増えていますが、オフラインの掲示板・ホワイトボードならではのメリットもたくさんあります。
本記事では、オフラインで使用する掲示板やホワイトボードについて取り上げます。オフィスでの掲示板・ホワイトボードの活用方法やメリット・デメリット、オフィス向けのおしゃれなホワイトボードも紹介しますので、自社のオフィス構築にぜひお役立てください。
目次
オフィスの掲示板・ホワイトボードとは
オフィスで使う掲示板は、情報伝達のために掲示するメッセージボードのことを指します。マーカーとイレイサーで繰り返し書いて消せるホワイトボードも、同様の用途で利用されています。
掲示板には、チラシなどをピン止めできるクロス貼り仕上のタイプと、ピンとマグネットを両方使えるマグネットクロス仕様に大別されます。また、キャスター付きの可動タイプや脚付きタイプ、壁掛けタイプなどスタイルもさまざまです。
掲示板・ホワイトボードの用途
オフィスの掲示板やホワイトボードは、会議やセミナー、オフィスのオープンスペースなどさまざまなシーンで活用できます。
<用途の例>
- 掲示板に紙のチラシやイベントの案内を貼って情報伝達を行う
- 付箋を使ってアイデア出しや会議での意見をまとめる
ホワイトボードは繰り返し書いたり消したりして使えるため、打ち合わせでの議事録やチームメンバーの行動予定、スケジュール確認などに使えます。一般的なホワイトボードはマグネット式で、紙の掲示と組み合わせて使用することも可能です。
アナログな掲示板・ホワイトボードのメリット
掲示板はアナログ版とデジタル版それぞれのメリットを押さえた上で、適したものを選ぶことが大切です。ここでは、アナログタイプの掲示板・ホワイトボードの主なメリットについて解説します。
社内コミュニケーションを活性化させる
アナログの掲示物やホワイトボードを活用することで、社内コミュニケーションの活性化が期待できます。掲載内容が会話のきっかけとなり、社員同士の交流につながるでしょう。
また、休憩室や通用口など社員の目に留まりやすい場所に設置すれば、自然と情報が目に入り、必要事項の伝達や社内イベントの告知もスムーズになります。書き込めるスタイルの掲示にすれば、アンケート調査や意見箱としても使用できます。
アナログな現場でも情報伝達できる
アナログな現場での情報伝達には、掲示板やホワイトボードが役立ちます。例えば、製造業や技術職、接客業など、日常的にパソコンやスマホを使わない職場ではアナログな掲示板のほうが適しているでしょう。
作業場やバックヤード、休憩スペースなどにホワイトボードを設置すれば、視覚的に情報伝達が可能になります。
活用方法の幅広さ
アナログの掲示板やホワイトボードは、紙や写真をマグネットで貼ったり、ポストイットを貼ったり、マーカーやチョークで文字を書いたりするなど、アイデア次第で活用方法が広がる点がメリットです。
<書く・貼るのバリエーション>
書く…マーカー、チョークで文字を直接書き込む、イラストや図を描く
貼る…書類を貼る、写真を貼る、ポストイットや飾りを貼る
ほかにも、お客様からの手紙を貼ってフィードバックを直接社員に伝える取り組みや、掲示板とオンラインツールを複数組み合わせて、出社している社員とリモートワーク中の社員の目線合わせも可能でしょう。
フリーアドレスやABWと相性が良い
アナログの掲示ボードはサイズが大きく、重量があって扱いにくいイメージかもしれませんが、今はコンパクトで軽量なホワイトボードも増えています。フリーアドレスやABWが浸透してきた現代のフレキシブルなオフィスと相性が良く、取り入れやすい点はメリットでしょう。
キャスター付きの可動式タイプや取り外し可能なものは使い勝手がよく、幅広いオフィスレイアウトで活用できます。また、オフィスのリニューアルやちょっとした内装変更の際にも、簡単に移動や再設置を行える点もメリットです。
アナログな掲示板・ホワイトボードのデメリット
オフィスでの用途が幅広く、利便性の高いアナログの掲示板やホワイトボードにはデメリットもあります。アナログタイプはその場で内容を確認する必要があるため、出先から直帰する社員やリモートワークの社員への情報伝達が遅れる可能性があります。
また、掲示ボードの前で立ち止まって内容を読まなければならないため、長文の掲載には不向きでしょう。加えて、印刷物を掲示するための用紙や印刷代、マグネット、マーカーなどのコストがかかる場合もあります。
おしゃれなオフィス用ホワイトボード
ここからは、おしゃれなオフィス用ホワイトボードを紹介します。デザイン性が高いものを中心にピックアップしていますので、自社のオフィスづくりにお役立てください。
Vitra|ダンシングウォール
画像:vitra
世界的な家具メーカーであるVitra社の「ダンシングウォール」は、自由な使い方ができるパーティションです。車輪付きの本体フレームに、ホワイトボードやレール、棚などを取り付けて使うタイプで、レイアウトや用途に合わせて柔軟な対応が可能。
ミーティングやセミナーでは複数を連結して大きなホワイトボードとして使うこともでき、棚を取り付けて観葉植物を飾ることも。ほかにも、レールを付けてコート掛けとして設置するなど、オフィスに合わせて表情を変える点が魅力です。
LINTEX|モバイルライティングボード
画像:Living Motif
スウェーデンの家具メーカー「LINTEX(リンテックス)」は、円滑なコミュニケーションの創出を理念とし、パーティションやホワイトボードを製造。
モバイルライティングボードは、北欧デザインならではのシンプルさを生かしたリール付きの可動式ホワイトボードです。大きめの車輪と安定を確保するための台座が、縦長のボードをしっかりと支えています。
使い勝手の良さと、どんなインテリアにも馴染みやすいデザイン性を両立したホワイトボードに仕上がっています。
DLAFT|ONIT
画像:DLAFT|ONIT
デザイン設計事務所の「DLAFT」が手掛けるONIT(オニット)は、好きな場所に移動、設置できる新発想のホワイトボードです。フレーム部分には強力なマグネットが埋め込まれており、スチールパーティションなどの壁面に貼り付けて使うことも。
また、無垢材を使った専用スタンドに取り付けることで、キャスター付きホワイトボードとして利用可能です。本体は簡単に持ち運べる軽量さで、さっと移動して気軽に使えます。洗練されたシンプルなデザインで、日常的な連絡やミーティングの記録、アイデア出しなどオフィスのさまざまなコミュニケーションで活躍するでしょう。
内田洋行|ASボード
画像:Uchida
オフィス空間構築などを手掛ける株式会社内田洋行による「ASボード」は、どんな姿勢でも描きやすいホワイトボードです。立っている時も座っている時も描きやすいよう配慮されており、筆記に集中できます。
また、薄めのボードと車輪の付いた脚のみのシンプルな仕様で、インテリアや空間デザインに影響を及ぼさないミニマルさが魅力。スタック収納ができる上、裏表の差が少ないため収納時も省スペースです。
アスプルンド|FLEX-WIZ WHITE BOARD L
FLEX-WIZ WHITE BOARD Lは、ホテルやレストランの家具も取り扱う「株式会社アスプルンド」によるキャスター付きホワイトボードです。天然のオーク材を用いた脚部と、両面対応のホワイトボードを組み合わせたスタイリッシュなデザインが特徴です。
必要に応じて移動が簡単に行える上、サイズが比較的コンパクトでオープンスペースの少人数ミーティングやプレゼンなどにも役立ちます。ボードは取り外して簡単にお手入れできます。
おしゃれな掲示板・ホワイトボードでオフィスを活気づけよう
掲示板やホワイトボードは、オフィスでの情報共有に便利なツールです。幅広い活用方法がある上、社内コミュニケーションの活性化やアナログな現場におけるスムーズな情報伝達に役立ちます。
また、種類や形式が豊富で、多様化が進むオフィス環境にも適応しやすい点も特徴。今回紹介したおしゃれな掲示ボードも参考に、オフィスにおけるアナログタイプの掲示板やホワイトボードの活用方法を見直してみましょう。
ソーシャルインテリアでは、要望に合ったおしゃれな掲示板やホワイトボードをサブスク形式で導入いただけます。オフィス空間デザインやレイアウト変更に関するご提案も可能ですので、オフィスに関するお悩みや課題についてまずはお気軽にご相談ください。