オフィスビルやエントランスの外観にこだわることで、企業の印象は変わります。おしゃれな外観デザインは、来訪者の印象に残りやすく、企業のブランディングにもつながります。
この記事では、オフィスの外観デザインがビジネスに与える効果や、外観デザインを決める要素を解説します。外観デザインの選び方のポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
目次
オフィスの外観デザインがビジネスに与える効果とは?
おしゃれな外観デザインのオフィスを選ぶことは、企業・従業員双方にとってメリットがあります。まずは、オフィスの外観デザインがビジネスに与える効果を見ていきましょう。
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1. 来訪者に安心感を与える
外観デザインは企業の第一印象を左右する重要な要素です。おしゃれな外観や、明るく開放的なエントランスは、はじめて企業を訪問する人に安心感を与えます。来訪者に好印象を持ってもらうことで、その後の商談もスムーズに進めやすくなり、ビジネスチャンスも広がるでしょう。
一方、手入れの行き届いていない外観や、薄暗いエントランスは、来訪者にネガティブなイメージを持たれてしまう可能性も。どれだけ魅力的な商材を展開していても、相手の信頼が得られなければ取引は成立しません。来訪者が多いオフィスは、外観デザインにこだわることで、企業のイメージや価値観を効果的に発信できます。
2. 企業の魅力や個性のアピールになる
企業の魅力や個性をアピールするには、自社のイメージに合ったオフィスビルを選ぶことが大切です。たとえば、40〜60代の男性をターゲットとした高級路線のアパレル会社なら、重厚感のある外観デザインがマッチします。
トレンドだからといって、自社のブランディングとかけ離れた外観にしてしまうと、企業の魅力は伝わりにくくなります。また、外観は後から手を加えることが難しいケースも多いため、5年後、10年後まで考えて最適なオフィスビルを選ぶ必要があるでしょう。
3. 従業員のモチベーションアップにつながる
オフィス環境は、従業員のモチベーションに直結します。作業用デスクやオフィスチェアなど、働くための環境整備も大切ですが、おしゃれな空間づくりもモチベーションアップには欠かせません。
「おしゃれなオフィスで働いている」と感じる従業員が増えれば、職場の雰囲気は良くなり、生産性の向上も期待できます。おしゃれな外観デザインは、求職者の目にも留まりやすく、人材確保の観点からも有効です。
オフィスの外観デザインを決める要素
オフィスの外観は、「外壁」「看板」「エントランス」「照明」の主に4つの要素で構成されています。これらの要素を組み合わせながら、自社のブランディングに合った外観デザインを決めていきましょう。
1. 外壁
外壁は、見た目はもちろん、耐火性や断熱性、耐震性などさまざまな機能を選択できます。おしゃれなオフィスの外壁として人気が高いのが、「ガラス張り」と「タイル張り」です。
ガラス張りは高層のオフィスビルで採用されることが多く、明るく開放感のある印象。タイル張りは、カラーバリエーションが充実しているので、ブランドのイメージに合った色味が選べます。
2. 看板
看板は、オフィスビルの目印として欠かせないアイテムです。オフィス施工の現場では、オフィス用の看板のことを「サイン」と呼びます。サインを設置する際は、「誰に向かって」「何を発信するのか」を考えることが大切です。
遠くからでも自社の存在を認識してほしい場合は、会社のロゴなどを大きくあしらったデザインが向いています。誠実な印象をアピールしたいなら、「株式会社○○」のように、正式な企業名を表示するのがおすすめです。素材やカラー、フォントによっても看板の雰囲気は変わるため、コンセプトを考えてデザインに落とし込んでいきましょう。
3. エントランス
ガラス張りの外壁が人気ですが、エントランスについても外からの視線を意識する必要があります。受付やセキュリティゲートなどを設置する場合は、「外から見えにくい場所に配置する」「半透明ガラスを採用する」など、プライバシーへの配慮が必須といえるでしょう。
また、清潔感も重視されます。高級感のあるソファを設置して、おしゃれな観葉植物を飾っていても、メンテナンスが行き届いていなければ来訪者の印象を下げる原因に。雨の日や雪の日は、転倒のリスクも高くなるため、滑り止め対策も必要です。
4. 照明
照明は夜間のオフィスをおしゃれに彩るだけでなく、安全性を確保する手段としても有効です。オフィスビルの照明には、次の2つの種類があります。
- 外観を照らすライト
- オフィス内を照らすライト
企業ロゴを強調したい場合は、コーポレートカラーのネオンサインを設置する方法があります。グリーンが豊富なオフィスでは、地面から植物を照らすことで幻想的な空間を演出できるでしょう。
エントランスが外部から見える場合は、オフィス内を照らすライトを活用する方法もおすすめ。日中はシャンデリアとシーリングで華やかに、夜間はシャンデリアのみで上品にすることで、同じ空間でも違う印象に仕上がります。
おしゃれなオフィスにするための外観デザインの選び方のポイント
ここからは、おしゃれなオフィスにするための外観デザインのポイントを解説します。賃貸オフィスの場合、看板やエントランス、照明などが、どこまで変更できるかはオーナーによって異なります。また、ビルの形状や外壁などは変更できないケースが大半です。外観デザインを選ぶときは、「何をどこまで変更できるのか」を事前に確認することが大切です。
1. 事業や企業のコンセプトに合うか
外観デザインを選ぶ際は、事業に関連するコンセプトを設定するのがおすすめです。たとえば、環境に配慮した商品を展開している企業なら、「省エネなオフィス」「エコフレンドリーな外観」などが、ブランディングにつながります。
環境負荷の少ない素材で作られた外壁のオフィスを選び、LED照明を使ったネオンサインを導入することで、企業としての姿勢を示すことができるでしょう。
2. 従業員のニーズに応えられるか
外資系やベンチャー企業をはじめ、おしゃれなオフィス空間を目にする機会が増えたことから、従業員のニーズにも変化が生まれています。
グリーンを取り入れたオフィスデザインや、屋外スペースのあるオフィスビルは従業員からの評価が高く、リラックス空間としても活用できます。清潔で衛生的なオフィス環境の整備はもちろん、従業員のニーズを把握し、それに応えるための取り組みが求められています。
3. 内装デザインと統一感を持たせられるか
入居するビルを選ぶときは、内装デザインと統一感があるかを考えましょう。どれだけおしゃれな外観デザインでも、自社の内装デザインと方向性が異なっていると、チグハグな印象になってしまいます。
ただし、完璧なオフィスビルを探すのは簡単なことではありません。「スタイリッシュな外観」「白と黒を基調としたエントランス」など、重視したいポイントを挙げ、優先順位を付けながら選択肢を絞り込んでいきましょう。
4. 照明・装飾にこだわっているか
オフィスを選ぶときは、昼と夜の外観デザインを確認するのがおすすめです。テラスがあるオフィスの場合、お昼前後に訪れることで実際の使用感がチェックでき、「ランチタイムやちょっとしたミーティングで使えそう」といった具体的なイメージが湧いてきます。
夜のオフィスでは、植物を下から照らすアップライトや壁面を照らすウォールライト、階段の手すりに取り付けられたステップライトなど、どのような照明が設置されているのかが確認できます。おしゃれな照明は、仕事終わりで疲れた従業員のちょっとした癒しになるはずです。
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これまでは、全員が出社して自分のデスクで仕事をするのが一般的な働き方でしたが、テレワークやフレックス勤務の普及と共に、オフィス空間の在り方を見直す企業が増えてきました。
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