多様な働き方の実現に向けて、企業でもさまざまな取り組みが行われています。新しい取り組みの1つとして注目を集めているのがバーカウンターの設置です。
この記事では、オフィスにおけるバーカウンターの活用方法やメリット・デメリット、作り方のポイントを解説します。バーカウンターの導入事例も掲載しているので、おしゃれなオフィスを構築したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
オフィスにおけるバーカウンターの活用方法
オフィスのバーカウンターは、次のような用途で活用できます。
- ランチスペース
- ミーティングスペース
- 接客スペース
- 社内イベント
- 休憩スペース
- コミュニケーションスペース
- カフェスペース
一般的なバーカウンターは、対面でお酒や食事を楽しむための場所ですが、オフィスではミーティングスペースや接客スペースをはじめ業務用としても使えます。また、社内イベントをバーカウンターで行うことで、外部の飲食店や施設を予約するといった手間も省けます。アルコールを提供しない時間帯はランチスペースやカフェスペースとして利用するなど、幅広い活用方法が検討できるでしょう。
オフィスにバーカウンターを設置する4つのメリット
オフィスにバーカウンターを設置するメリットは、次の4つです。
- 社内交流が活性化される
- カジュアルミーティングから社内イベントまで広く使える
- 会社の魅力度が上がる
- 接待・来客対応に活用できる
それぞれ詳しくみていきましょう。
1. 社内交流が活性化される
終業後に軽くお酒が飲めるバーカウンターを設置することで、社内交流の活性化が期待できます。
かつては仕事帰りに居酒屋に立ち寄って親睦を深めるケースが一般的でしたが、プライベートを重視したい従業員にとっては大きなストレス要因となっていました。バーカウンターであれば、自分のペースで柔軟に利用できるため、負担を感じることなく気軽にお酒が楽しめます。
普段の業務で関わることのない人と気軽に交流できるところも、バーカウンターのメリットといえるでしょう。
2. カジュアルミーティングから社内イベントまで広く使える
バーカウンターだからといって、必ずしもアルコールを提供する必要はありません。就業時間中は、少人数のミーティングスペースとしても使えます。「業務の進め方について相談したい」「顧客対応のアドバイスがほしい」といったときに、予約不要で気軽に利用できるバーカウンターがあると便利です。
また、バーカウンターは社内イベント開催時にも役立ちます。細長いカウンターテーブルは食材を並べるのに向いているので、ちょっとした歓迎会や立食パーティーも開催できるでしょう。
3. 会社の魅力度が上がる
おしゃれなバーカウンターを設置することは、会社の魅力度アップにつながります。
会社の魅力度が上がると、従業員のモチベーションやエンゲージメントの向上につながると同時に、他社との差別化になり、リクルーティングなどにもよい影響をもたらすでしょう。めずらしいスペースがあるというだけでも、目に留まりやすくなるはずです。
4. 接待・来客対応に活用できる
バーカウンターは、取引関係者をもてなす接客スペースとしても使えます。
契約締結などの重要な面談ではなく、カジュアルなミーティングであれば、リラックスしやすいバーカウンターがおすすめです。軽くお酒を飲むことで緊張感がほぐれて、「会話が弾む」「距離が縮まる」といった効果が期待できます。
オフィスにバーカウンターを設置するデメリット
オフィスにバーカウンターを設置するデメリットは、次の2つが挙げられます。
- お酒を飲まない人が輪に入りにくい
- 人によってはマイナスの印象を抱くことがある
メリットとデメリットを比較して、自社で導入すべきかを判断しましょう。
1. お酒を飲まない人が輪に入りにくい
バーカウンターは、アルコールを提供する場としてのイメージが強いため、お酒を好まない人が疎外感を覚えるケースがあります。
社内交流を活性化させるために設置しても、お酒好きの限られた従業員しか利用せず、期待した効果が得られないかもしれません。従業員同士のコミュニケーションを重視するなら、アルコールを出さない社内カフェを設置するのも1つの方法です。バーカウンターを設置するのであれば、お酒の有無にかかわらず、誰でも気軽に使えることをしっかりと共有しましょう。
2. 人によってはマイナスの印象を抱くことがある
人によってはオフィスでの飲酒にマイナスの印象を抱くことがあります。
企業におけるバーカウンターの導入事例は少なく、理解されない可能性があることを認識しておきましょう。また、業界によってもバーカウンターの印象は異なります。新しい取り組みに前向きなIT系、トレンドに敏感なアパレル系などは、バーカウンターを好意的に捉えてもらいやすい傾向があります。設置後は、顧客などにマイナスな印象を与えないよう、活用方法やビジネス上のメリットについて積極的に開示していくとよいでしょう。
オフィスにバーカウンターを設置する方法
オフィスにバーカウンターを設置するには、次の2つの方法があります。
- 家具のみを設置する
- 工事をして空間ごと作り替える
費用や工期、仕上がりのイメージから最適な方法を選びましょう。
1.家具のみを設置する
大がかりな工事をしたくない場合は、家具のみを設置するのがおすすめです。
空間に合わせて設計する造作家具なら、既存のオフィスに後付けでき、空間を無駄なく活用できます。インテリアショップなどで販売されている既製家具は設置コストを抑えられますが、ぴったりのサイズのものがあるとは限りません。
2. 工事をして空間ごと作り替える
工事をして空間ごと作り替えることで、理想のバーカウンターが設置できます。
床材や壁紙から変える必要があるため、工期が長くなりますが、オフィスの雰囲気にマッチした空間に仕上がります。空間ごと作り変えるときは、椅子や照明にこだわることも大切です。座り心地のいい椅子や落ち着いた間接照明を取り入れることで、バーカウンターの利用率アップが見込めます。
社内バーの作り方のポイント
社内にバースペースを作るときは、次のポイントを意識しましょう。
- 時間帯によって使用用途を分ける
- バーカウンター以外のテーブル・シートも用意する
運用ルールや設備を整えることで、より快適にバーカウンターが利用できます。
1. 時間帯によって用途を分ける
時間帯によって用途を分けると、バーカウンターを効率よく活用できます。以下の表は、時間帯別の利用例です。
時間帯 | 使用用途 | 利用対象者 |
午前 | ミーティング、コミュニケーションスペース | 社内のみ |
お昼休憩 | ランチスペース | 来客可 |
午後 | 接客スペース | 来客可 |
終業後 | 社内バー | 来客可 |
基本的に業務時間中にアルコールを提供することはないため、社内バーとして使われるのは終業後となります。時間帯で用途を分けるときは、来客の利用可否などのルールを明確にし、周知徹底しましょう。
2. バーカウンター以外のテーブル・シートも用意する
バーといえば、細長い一枚板のカウンターテーブルにハイチェアをイメージするかもしれませんが、オフィスでは柔軟な発想で空間をデザインしていくことがポイントです。たとえば、社内交流の活性化を目指すのであれば、バーカウンター以外のテーブル・シートも用意するのもおすすめです。リラックスできるソファ席やミーティング向きのオープンテーブルを設置すれば、より広い用途で活用できます。
オフィスにおしゃれなバーカウンターを設置した事例
株式会社Sun Asterisk様
オフィスの目立つ位置に社名が入ったバーカウンターを設置することで、イベントや飲み会など、社員同士のコミュニケーションが活性しているようです。
詳しくは以下のインタビューレポートをご覧ください。(ダウンロード無料)
バーカウンターの導入なら「ソーシャルインテリア」にお任せください
オフィスにバーカウンターを設置することで、社内交流の活性化や会社の魅力度アップなどの効果が期待できます。一方で、お酒を飲まない人やアルコールを提供しない時間帯も有効活用できるようルールや設備を整えることも大切です。
ソーシャルインテリアは、バーカウンターのある空間づくりをトータルでサポートいたします。家具のサブスクリプションをご利用いただくことで、初期導入コストを大幅に抑えることも可能です。スペースや予算に合わせたご提案をいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。