オフィス向けのおしゃれキャビネット | 種類や注目の機能を紹介

オフィスのキャビネットといえば、「書類を収納する事務用品」としてのイメージが強く、デザイン性にこだわることは少ないかもしれません。しかし、キャビネット1つでオフィスの雰囲気を大きく変えることができます。近年では、オフィスを刷新するために、おしゃれなキャビネットを取り入れる企業も増えています。

この記事では、オフィス用キャビネットの種類や機能を解説します。オフィス用キャビネットの選び方や、おしゃれに見せるコツもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

おしゃれなオフィス用キャビネットの選び方

次の3点を意識することで、おしゃれなオフィス用キャビネットが選べます。

  1. オフィスのテイストや雰囲気に合うデザイン・カラー・素材を選ぶ
  2. 圧迫感を与えない高さ・カラーを選ぶ
  3. 設置スペースに合わせたサイズを選ぶ

それぞれのポイントを詳しくみていきましょう。

1.オフィスのテイストや雰囲気に合うデザイン・カラー・素材を選ぶ

オフィス空間をおしゃれにまとめるためには、同系色・同テイストにすることが基本です。たとえば、ナチュラルテイストのオフィスであれば、ベージュ系のカラーや木目調のデザインがマッチします。すでに導入しているオフィス家具と同じシリーズものだと、統一感のあるすっきりとした空間が構築できます。

キャビネットをオフィスのアクセントにしたい場合は、コーポレートカラーやビビットなカラーを取り入れるとおしゃれな雰囲気を演出できます。ただし、色が多すぎると騒がしい印象になるため、全体のバランスを考えながら選んでいきましょう。

2.圧迫感を与えない高さ・カラーを選ぶ

背が高いキャビネットや濃い色のキャビネットは圧迫感を与えやすいため、高さやカラーにこだわることも重要です。高さのあるキャビネットは、背の低い人が使いづらく、業務効率の低下といった問題も引き起こします。また、濃い色は場合によっては悪目立ちしてしまい圧迫感を感じやすいため、狭いオフィスにはあまりおすすめできません。

さらに、圧迫感のあるキャビネットは従業員のストレス要因となる可能性があり、オフィス環境の悪化にもつながります。「目線よりも下になる高さ」「ホワイトや淡いグレーなどの薄い色」を意識すると、圧迫感を抑えてオフィス全体を広く見せることができます。

3.設置スペースに合わせたサイズを選ぶ

キャビネットは、オフィスの広さや設置スペースに合わせたサイズを選ぶことが大切です。デスクの近くにキャビネットを設置する場合は、必要な通路幅を確保しないと、移動や作業の妨げとなります。必要な通路幅の目安は、次の通りです。

デスクの隣にキャビネットがある場合:1000~1200mm

座席の後ろにキャビネットがある場合:1400~1600mm

デスクの隣に通路を挟んでキャビネットがある場合:1400~1600

座面の後ろに通路を挟んでキャビネットがある場合:1800~2000cm

上記は両開きキャビネットを設置したときの目安です。狭い場所に置くときは引き戸タイプを選ぶと、省スペース化が実現しやすくなります。

オフィスの通路幅について詳しく知りたい方は、「オフィスの適切な通路幅は?働きやすいオフィスレイアウトを考える! | ソーシャルインテリア」をご覧ください。

オフィス用キャビネットの種類

オフィス用キャビネットには、次の8種類があります。

  1. オープンタイプ
  2. 両開きタイプ
  3. 引き戸タイプ
  4. ラテラルタイプ
  5. ガラスタイプ
  6. トレータイプ
  7. システムタイプ
  8. サイドキャビネット

ここでは、それぞれの特徴を簡単に紹介します。

1.オープンタイプ

扉がついていないキャビネットで、出し入れのしやすさが特徴です。開閉のためのスペースも必要ありませんが、収納されているものが外から見えている状態になるため、機密情報の保管には向いていません。

2.両開きタイプ

左右に2枚の扉がついたキャビネットで、観音開きと呼ばれることもあります。大型のものが多く、収納力もありますが、広いスペースが必要となるため設置できる場所は限られます。

3.引き戸タイプ

扉を横にスライドさせて開閉するキャビネットで、狭い場所にも設置しやすいタイプです。扉がついているので収納物が外から見える心配がありません。小型のものが多いので、別のタイプと組み合わせて使うこともできます。

4.ラテラルタイプ

収納部が引き出しになったキャビネットで、分厚いファイルや大量の書類を保管するのに向いています。ファイルの背表紙が見えるよう横方向に並べて収納するため、取り出すときに広いスペースが必要となります。

5.ガラスタイプ

ガラス製の扉がついたキャビネットで、引き戸タイプと相性のいいデザインです。オープンタイプのような視認性の高さがあり、どこに何が収納されているかがひと目でわかります。

6.トレータイプ

書類や小物の収納に特化したキャビネットで、高さ5〜10cmほどの引き出しが多数備わっています。トレーは収納物の量がわかる透明タイプが一般的です。保管する書類の種類が多いオフィスで役立ちます。

7.システムタイプ

施錠できるタイプのキャビネットで、セキュリティに強みがあります。機密書類やUSBなどの電子記録媒体は、システムタイプに保管することで、情報漏洩のリスクを軽減できます。

8.サイドキャビネット

引き出し型のキャビネットで、個人用として使われることが多く、デスク下・デスク横の収納に向いています。キャスターが付いていると、簡単に移動ができて便利です。

デザイン以外で注目したいキャビネットの機能

キャビネットは機能によって利便性が変わってきます。デザイン以外で注目したいキャビネットの機能は次の2つです。

  1. 鍵のタイプ
  2. 仕切り板・棚板の調節機能

「何を収納するか」「誰が利用するか」など、キャビネットを設置する目的を明確にすることで、必要な機能が見えてきます。

1.鍵のタイプ

鍵付きキャビネットは、大きく2つに分類できます。

  • シリンダー錠
  • ダイヤル錠

シリンダー錠はもっとも一般的なタイプで、円筒形の本体に鍵を差し込んで開錠・施錠を行います。ダイヤル錠は暗証番号によって開錠・施錠できるので、鍵を管理する手間がかかりません。複数の引き出しを一括で開錠・施錠したい場合は、オールロック機能が備わっていると便利です。

2.仕切り板・棚板の調節機能

仕切り板・棚板が調整できると、収納物に合わせてサイズを自由に変えられます。大型のキャビネットほどスペースの無駄が発生しやすいため、調整機能があると効率的に使えます。調整機能が備わっていたとしても、事前に収納するもののサイズや量の確認は必ず実施しましょう。

オフィスのキャビネットをおしゃれに見せるコツはある?

デザインにこだわったキャビネットを導入しても、運用ルールが曖昧では、おしゃれに見せることはできません。キャビネットをおしゃれに見せるには、次の2点がポイントです。

  1. 文書管理を効率化する
  2. 使いやすい導線を考える

これらを意識することで、キャビネットをおしゃれに見せられるだけでなく、業務効率化や生産性の向上といったメリットも期待できます。

1.文書管理を効率化する

収納物が外から見えるオープンタイプやガラスタイプのキャビネットでは、整理整頓された状態を維持することが大切です。オフィスのテイストや雰囲気にマッチしていても、文書管理が煩雑では、おしゃれに見せることはできません。

文書管理を効率化するためには、「長期保管と一時保管を分けて収納する」「分類ごとにファイリングする」「廃棄ルールを設定する」といった方法が挙げられます。また、ペーパーレス化を推進して、紙での管理を減らすのも効果的です。

2.使いやすい動線を考える

キャビネットの設置場所では、無駄な動きを作らないことを第一に考えます。たとえば、マニュアルファイルを保管しているキャビネットは、業務で使う部署の動線上に設置すると、スムーズにアクセスできます。

また、よく使うキャビネットは混雑しないよう動線を考慮する必要があります。メイン動線上で何度も扉を開閉するのは、他の従業員の邪魔になるため、人通りの少ない場所やサブ動線上に設置するのがおすすめです。

キャビネットの導入・入替なら「ソーシャルインテリア」にお任せください

デザイン・カラー・サイズにこだわってキャビネットを選ぶことで、オフィス全体がおしゃれな印象に変わります。オフィス用キャビネットにはさまざまな種類があるので、収納するものや設置場所に合わせて最適なタイプを探してみましょう。

ソーシャルインテリアでは、家具のサブスクをご用意しており、経営計画に合わせた柔軟なオフィスづくりをサポートいたします。たとえば、文書管理が効率化でき、キャビネットが不要となった場合は、そのまま返却いただけるためコストの無駄も発生しません。

お客様の課題解決に向けたご提案をいたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。