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PROJECT株式会社ブリーチ
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SCALE1924.74㎡
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CATEGORYオフィス増床
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YEAR2025
企業文化を体現した開放感のあるオフィス
株式会社ブリーチ様
※顧客と売上をシェアすること、「統合マーケティング事業」とは、マーケティングの上流から下流まで一気通貫で支援する事業モデルを表す。
INTERVIEW
インタビュー取締役CFO 小西 様
総務部 星 様
クリエイティブが生まれるオフィスへ
私たちの会社は2023年に上場を果たし、現在さらなる事業の拡大を目指しています。
目標とする売上を達成するうえで必要不可欠なのが、人員の獲得です。現在計画している採用人数を考慮したときに、現在のオフィスのままでは数年後スペースが足りなくなることは明確でした。
そこで、まずはビルの移転を検討し始めましたが、立地条件が合わなかったり、コスト面で現実的ではなかったり、移転先が中々決まらずにいました。そんなとき、タイミングよく現在のビルで上のフロアが空くことになったことをきっかけに、移転ではなく同じビルに増床をするという判断に至ったのです。
もともとのオフィスも、初期のころは1人あたりのスペースが広く、どこでもミーティングができるような環境が整っていましたが、社員の増加に伴いオフィス環境が変化し、コミュニケーションがとりづらい状況になっていました。
また、会議室やフリースペースが不足しているため、会議の予約が難しく、思いついたアイデアをすぐに共有することができなかったり、執務スペースがデスクで埋め尽くされ、社員は自分の席で黙々と作業する時間が増えたことで、気軽に話しかけにくい雰囲気になったりということもありました。
これらのことから、オフィスの増床を通じて、より働きやすく、社員のクリエイティブ性を発揮できる環境を目指したいと考えました。
限られた工期のなかで理想の空間を実現
今回、コンペで複数の企業様からご提案をいただきましたが、提案内容の完成度が最も高く、私たちの求めるものに合致していたため、ソーシャルインテリア様にご依頼することを決めました。
特に、私たちの会社の雰囲気や、若手が多いという特徴を捉えて、中目黒らしい開放的な空間を提案してくれた点に魅力を感じました。
例えば、全面ガラス張りのインパクトのある空間や、ストリートのようなカジュアルな雰囲気を取り入れるというアイデアは、ソーシャルインテリア様ならではのものだったと思います。
家具も一般的なオフィス什器だけでなく、デザインが優れたものをご提案いただいたので、オフィス全体の雰囲気がガラリと変わりました。
また、提案スピードの速さ、私たちの要望に柔軟かつ意欲的に対応してくださった点、そして短い工期の中で、私たちの希望するオフィスを実現してくださったことも印象に残っています。
多機能ホールを中心に生まれた、快適なオフィス環境
今回の移転でとくにこだわったのは、ホールのエリアです。もともと21階には飲食スペース / リフレッシュルームを兼ねたホールがありましたが、定期的に開催する全社イベントのことも見越して、より広々としたホールを新設しました。
従来のホールは、音響設備が不十分だったり、イベントに使用する荷物を置いておくスペースがなかったりといった課題がありましたが、そこから学びを得て、新設したホールではこれらの問題点を改善し、より快適なイベントスペースが生まれました。
また、ホールのなかに大規模なストレージをつくったのは大正解でした。イベントの準備がスムーズになっただけでなく、社員が意識的に片付けもするようになったので、常に綺麗な状態を保てるようになりました。
そして、オフィス全体の動線も大事なこだわりのひとつ。例えば、自販機の位置やゴミ捨て場など、社員がストレスなく利用できるようなシンプルな動線を設計しています。
オフィスの改善がもたらした課題解決
増床した24階で働く社員も増えてきており、多くのポジティブな声を聞いています。また、新しいホールができたことで、社内のイベントが活発になりました。全社イベントを開催する際、以前は外部の会場を借りることも多くありましたが、今では社内で開催することが多くなったので、コスト削減にもつながっています。
さらに、以前から不足していた会議室は、24階に増設されたことで予約がスムーズになり、会議のスケジュールも立てやすくなりました。今回のオフィス増床により、以前から抱えていた多くの課題が解消され、快適なオフィス環境が整いつつあると感じています。
オフィスの今後については、21階は組織が成長する段階で後から拡張してきた部分が多いので、一度、最初からコンセプトを立ててデザインし直したいと思っています。
コーポレートカラーを基調とした24階のカラースキームは非常に気に入っているので、今後もこのイメージを維持しながらオフィスを拡張していく予定です。