資料や書籍、オフィス用具を収納するために必要な本棚。使いやすい本棚は作業効率や快適性の向上、従業員のモチベーションの維持などに効果を発揮します。しかし、「オフィス感が強くなりそう」「設置場所に困る」など、本棚の設置に悩む企業もあるでしょう。
本記事では、オフィスの本棚選びのポイントと注意点を解説します。おしゃれな本棚のアイデアを実例で紹介するので、自社の働き方を踏まえて参考にしてみてください。
目次
オフィスの本棚選びのポイント
オフィスの本棚は、家庭用とは異なり多くの従業員が使用します。誰もが使いやすいように、デザイン性に加えて利便性や機能性にも考慮しなければいけません。
オフィスの本棚選びの具体的なポイントは以下の3つです。
- オフィスのコンセプト・雰囲気にマッチするデザインか
- 収納している書籍を見つけやすいか
- 解体・移動ができるか
それぞれについて詳しく解説していきます。
1-1.オフィスのコンセプト・雰囲気にマッチするデザインか
本棚選びで重要なポイントはオフィスのコンセプトや雰囲気に合わせることです。オフィスの本棚は面積を占める割合が高く、従業員の心理に影響を与えます。
たとえば、クリエイティブな企業は好奇心を刺激するカラフルな色合いを選ぶなど、社風や働き方を意識することが重要です。また、快適性を高めるには既存空間に調和する素材やカラーとの親和性も欠かせません。なお、コーポレートカラーを取り入れると、自社のブランドを再認識させる効果も期待できます。
1-2.収納している書籍を見つけやすいか
オフィスの本棚を選ぶ際は、書籍の見つけやすさもポイントです。複雑な収納は時間ロスの原因となり、作業効率や集中力の低下を招きます。誰でも容易に背表紙や表紙を確認できるような高さや奥行き、扉の有無を考慮しましょう。
たとえば、扉がないタイプやガラス扉は一目で収納場所を把握できます。高さは手を伸ばしたりかがんだりする必要のない程度が理想的です。また、深い奥行きや二段収納は避けて書籍のサイズに合わせましょう。
1-3.解体・移動ができるか
基本的には、解体・移動できるタイプが便利です。移転やレイアウト変更が必要な場面で本棚の解体・移動ができないと、搬出経路や解体するスペースが確保できない・処分費用が高額になるといった問題が発生します。
たとえば、レイアウト変更や頻繁な人員増加が予想されるオフィス場合は、キャスター付きのような機動性の高いタイプか組み立て式本棚がおすすめです。そのほか、狭いオフィスであれば、本棚兼間切りとしても活用できると省スペースになります。
おしゃれ&使いやすい本棚にするためのポイント
自社に適したオフィスの本棚を選んでも、使用方法を工夫しなければ機能を最大限に発揮できません。
- 本のカテゴリ・サイズを合わせる
- おすすめの書籍はディスプレイする
- 余白を作る
おしゃれ&使いやすい本棚にするには、これら3つのポイントを押さえましょう。
2-1.本のカテゴリ・サイズを合わせる
おしゃれ&使いやすい本棚の基本は、本のカテゴリ・サイズを合わせることです。オフィスの本棚は部署やプロジェクトごとに多種多様な本を収納するため、カテゴリを分けると見つけやすくなります。
たとえば、「マネジメント」「営業」「開発・技術」など、部署・業務別に分けるのも1つの手です。資料を収納する際は、利用頻度に合わせてカテゴリ分けするのもよいでしょう。また、本のサイズを均一にすると見栄えが良くなり、快適性の向上や企業イメージアップが期待できます。デッドスペースがなくなり有効に活用できる点もメリットです。
2-2.おすすめの書籍はディスプレイする
書籍の収納方法は、隠す・しまうだけではありません。おすすめの書籍をディスプレイすると気軽に手に取ってもらいやすくなります。
自己啓発本や専門書籍をディスプレイすると、自発的な知識習得を促進する効果が期待できるでしょう。社内報を置くと、社内全体で情報共有がスムーズに行えるようになります。
書籍が多い場合は、社内図書館の設置も検討してみましょう。社内図書館とは書籍を自由にレンタルできるブースのことで、業務に必要な知識を深める目的があります。モチベーションの向上やコミュニケーションの活性化にも効果的です。
2-3.余白を作る
オフィスの本棚をおしゃれに見せたい場合は、意識的に余白を作りましょう。収納量が多すぎる本棚は遊び心がなく、圧迫感を強調するためストレスの原因となる可能性があります。一方、本棚に余白があるだけで軽さや明るさを演出することが可能です。開放的でおしゃれな雰囲気を出すには、とくに目線の高さで余白を作りましょう。
さらに、目線の先にグリーンなどの自然の要素があると、視覚的な美しさを感じさせるだけでなく、リラックス感や安心感を高めることができます。また、雑貨やディスプレイ用の雑誌などを置いて、おしゃれ感をアップさせるのもよいでしょう。
オフィスのおしゃれな本棚アイデア3選
働き方が多様化している昨今、オフィス本棚も時代に合わせて自由に働きやすいデザインがトレンドになりつつあります。
ここでは、オフィスをおしゃれに演出する本棚のアイデア3選をまとめました。
- カウンター付き本棚
- 間仕切り収納
- 壁面収納
以下で詳しく解説します。
3-1.カウンター付き本棚
カウンター付き本棚とは、壁面収納と作業用のカウンターが一体となっている本棚です。カウンターの高さは700mm程度が一般的で、椅子を準備すれば作業スペースが完成します。スタンディングワークに対応した高さ1m程度のタイプもあるように、働き方に合わせた導入が可能です。
作業をしながら資料が取り出せるため作業効率アップが見込めます。本棚へ移動する手間がなく、集中力の維持にも役立つでしょう。
また、カウンター付き本棚の設置は基本的に工事が必要ありません。比較的簡単に組み立てができるため工事費用を削減できます。
3-2.間仕切り収納
間仕切り収納ができるオフィス本棚とは、天井や壁に固定して備え付けるタイプの大容量の本棚です。
本棚の高さが天井まであるため、壁の代わりに簡易的な間仕切りとしても活用できます。間仕切り壁を設置しづらいコンパクトなオフィスにも取り入れやすいでしょう。背面に板がないオープンシェルフタイプを採用すれば、空間の圧迫感を軽減できます。抜け感があり、オフィスの中央に配置しても程よい開放感を感じるでしょう。
なお、間仕切り収納ができるオフィス本棚はサイズが大きいため、設置する際は天井や壁に備え付ける工事が必要です。
3-3.壁面収納
壁面収納タイプのオフィス本棚とは、壁に取り付けて使用する本棚です。設置工事は必要ですが、大量の書籍や資料を保有する出版社や法律事務所などでは一面に壁面収納を施すケースも少なくありません。
書類を壁面収納で集約することで必要な書籍が見つけやすくなり、社内の共有がスムーズに行えます。階段横に設置すれば上部に収納した本を取り出すことも容易で、スペースの有効活用が可能。背の低いローシェルフを選ぶと本棚の上にインテリア雑貨やグリーンなどをディスプレイしやすくなり、おしゃれな空間演出がしやすくなるでしょう。
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オフィスの本棚選びでは、自社のコンセプトや書籍の見つけやすさ、機動性を考慮することがポイントです。本のサイズの統一や空間の余白を意識すれば、より使い勝手の良いおしゃれな本棚に仕上がります。
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自社に合う本棚を導入して作業効率アップ・士気向上を目指しましょう。