-
PROJECT日鉄興和不動産株式会社
-
CATEGORY家具コーディネート
-
YEAR2021
日鉄興和不動産株式会社
日鉄興和不動産株式会社 金谷 貴央 様
「世界で戦えるスタートアップを品川から」生み出すことを目指すインキュベーションオフィス「SPROUND(スプラウンド)」のリラクゼーションエリアにサブスク家具を導⼊いたしました。
- CATEGORY
- 家具コーディネート
- YEAR
- 2021
- MEMBER
-
SOCIAL INTERIOR
INTERVIEW
インタビュー金谷 貴央 様
SPROUND(スプラウンド)はどのような施設ですか
「世界で戦えるスタートアップを品川から」生み出すことを目指し、ベンチャーキャピタル・DNX Venturesと共同で運営する施設です。有望なビジョンを持っているスタートアップ企業同士がつながりを持ち、企業としての成長をサポートするコミュニティを提供しています。
施設内は、集中して仕事をするフォーカスエリア、積極的な横のつながりをつくるコミュニケーションエリア、創造的なアイデアを生み出すコラボレーション、そして、リラクゼーションスペースの4つのエリアから成っています。コンセプトを体現するために、ソフト・ハードの両面から様々な仕掛けを用意しています。
また、利用者様に快適に活動していただくため、コミュニティマネージャーを設置しており、スタッフも同じ空間を利用しておりますので、すぐに声掛けや手助けができるようになっています。
リラクゼーションエリアはどのような役割ですか
限られた時間の中で成果を出すことを求められているスタートアップにとって、オンとオフの境目は曖昧になっています。リラクゼーションスペースでは、そういった働き方に対応すべく、カチッとデスクに向かって行うだけではなくリラックスしながら作業ができる環境がこれからの働き方を追求するうえで、必要なワークスタイルのうちのひとつなのではないかと考えました。背もたれの高い椅子でこもり感を感じたり、ハンモックで仮眠すしたりするなど、思い思いの時間を過ごすことができます。このようなリラックスできる空間があるからこそ、優秀な人材が集まってくれるとも考えています。
なぜ、リラクゼーションエリアにサブスクを導入しようと考えたのでしょうか
各エリアの中でも特に、リラクゼーションエリアは遊び心のあるスペースだからこそ時代の流れに合った家具選定が必要だと思っています。しかし、購入した家具を5年10年と持ち続けるとトレンドを抑えていくことは難しいため、サブスクのサービスはとても魅力的でした。弊社では、インキュベーション施設の運営は初めての取り組みでした。会社としても、新しいものを試していきたいという方針がありましたので、導入いたしました。
リラクゼーションエリアを利用されるお客様の様子を教えてください
ちょっとした仕事や息抜きに、自分好みにカスタマイズをして利用されています。 また、オンラインセミナー受講や読書にも使用されています。リラクゼーションエリアには、利用者が知識を共有することで共に成長していこうという「知の還流」のコンセプトの体現として、本棚を設置しています。入居企業やイベント登壇者に紹介してもらった本を並べ、知識の共有ができるような仕組みになっています。イベント開催時だけではなくても、横の繋がりを感じてもらえたらと思っています。
靴を脱いで足を伸ばせることができる小上がりのスペースもあり、このクッションを愛用していただける利用者様も多いです。
今後はどのような運用を考えていますか
利用者のニーズに沿った空間づくりがコンセプトですので、日々利用者様がどのような行動をとっているのかには目を配っています。現在は、時間を意識するために時計のシステムをサイネージに取り込んだり、コミュニケーションの入り口となる利用者様の紹介ボードを設置したりしていますが、執務空間としてのサウンドコントロールや会員種別に応じた施設利用方法の設定等、まだまだ検討の余地はあります。SPROUNDはただ場所を提供するだけではないので、家具の見直しと同時に、オペレーションの工夫を重ねていき、時代の流れにのっていきたいと考えています。