アクリルパーテーションの特徴 自社に合う製品の選び方も紹介!

新型コロナウィルス感染症の世界的な流行にともない、多くのオフィスや店舗で感染対策が求められるようになりました。アクリルパーテーションは、飛沫を物理的にシャットアウトできることから、効果的な感染対策の1つとして広く利用されています。

しかし、実際に導入を検討するとなると、製品選びが問題となります。アクリルパーテーションには相当な種類があるため、自社に合った製品を選ぶことは簡単ではありません。

そこで、今回はアクリルパーテーションの種類ごとに適した設置場所や製品のバリエーション、導入時の注意点など、アクリルパーテーション選びのヒントをご紹介します。

アクリルパーテーションの特徴

パーテーションには、アクリル以外にもPET(プラスチック)製や段ボール製など種類があります。これらと比較した場合の、アクリル製の特徴を紹介します。

1 汚れを拭き取りやすい

アクリルパーテーションの特徴の1つが、掃除が簡単なことです。水ぶきが可能なため、デスクや窓などと一緒に拭き掃除ができます。

手垢などが付着し汚れがひどい場合も、中性洗剤を使用できるため、専用の洗剤などは必要ありません。毎日清潔に保つために、手軽に手入れができるのは嬉しいポイントです。

2 重さがあり安定感がある

PET(プラスチック)製のものなどと比べ、アクリルパーテーションにはある程度の重量があり、設置時に安定感があります。

製品にもよりますが、アクリルパーテーションの重量は、45cm四方・厚さ5mmの製品で、おおむね1.4kgです。スタンド付きのパーテーションであれば、デスクの上に置くだけで設置が完了します。重すぎず、ある程度の安定性を確保できるほどよい重さです。

3 透明・半透明なので圧迫感を感じにくい

アクリルボードは、透明性が高い素材です。光を取り入れ、視界を遮らないため、圧迫感を感じにくい特徴があります。

オフィスでデスクの仕切りに利用しても、解放的な空間を維持し、コミュニケーションも阻害しにくいといえます。飲食店の場合でも、パーテーションによって仕切られるストレスを軽減できるでしょう。

4 種類が豊富で使用シーン・場所に合う製品を選べる

アクリルパーテーションは、サイズ・透明度・設置方法・形状のバリエーションが豊富です。土台が木製でデザイン性を高めたものや、設置した場所の広さや形状に合わせて連結できるものまで、さまざまあります。設置場所や用途に応じて、自社に適した製品を見つけることができます。設置も簡易的なケースがほとんどです。

アクリルパーテーションの使用がおすすめの場所

アクリルパーテーションは、幅広いシーンで活用できます。たとえば、次のような場所には特におすすめです。

・会社のオフィス

デスクの間の仕切りや会議室の仕切りとして。

・飲食店

テーブル席やお座敷など対面席の仕切りとして。カウンター席の仕切りにも。

・学習塾

自習室の対面デスクの仕切りとして。

・老人ホーム

共用スペースのテーブルに。

・スポーツクラブ

ランニングマシンやエアロバイクの仕切りに。

・受付や窓口

対面窓口での来客との仕切りとして。

アクリルパーテーションの選び方

アクリルパーテーションを選ぶには「透明度」「サイズ」「設置方法」など、いくつか基準があります。それぞれどのような場合に適しているのか、詳しくみてみましょう。

1 透明度を選ぶ

アクリルパーテーションには、ガラスのように透明なもののほか、白っぽく半透明になるよう加工されたものがあります。プライバシーを確保したい場合は半透明のものが、圧迫感を与えたくないときは透明のものがおすすめです。

たとえば同じ飲食店でも、カウンター席のお客様どうしの仕切りには半透明タイプ、テーブル席の同じグループ内の仕切りには透明タイプを採用するなど、使い分けると良いでしょう。

2 設置方法を選ぶ

パーテーションは、設置方法ごとにタイプが分かれており、それぞれ適した利用シーンが異なります。

自立式アクリルボードにスタンドが付いて自立するタイプ。固定しないため簡単に撤去でき、掃除もしやすい。
貼り付け式テーブルなどに両面テープで固定して立てるタイプ。自立式より安定感があるがテープの跡が付くことも。
クランプ式金具でデスクやテーブルを掴んで固定するタイプ。落下の心配はほぼないが、端にしか金具を固定できない。
独立式キャスター付きの大型タイプ。会議スペースの間仕切りなどに適している。価格が高額になりやすい。パネル式とも呼ばれます。
吊り下げ式天井からアクリルボードを吊って設置する。大型のパーテーションが必要なときや、デスクやカウンターのスペースを削りたくないときに。施工が必要な場合がある。
連結式複数のボードを金具で繋げて自立させるタイプ。設置サイズを調整したい場合に便利。

3 形状(タイプ)を選ぶ

アクリルパーテーションは、仕切れる面の数に応じて、大きく5つの形状に分類できます。設置予定の場所や、仕切りたい方面に応じて適したものを選んでください。

1面タイプアクリルボード1枚で仕切るタイプ。
2面タイプ(L字型)前面と左右どちらか側面を仕切れるタイプ。
3面タイプ(コの字型)前面と左右の側面を仕切れるタイプ。
十字型向かい合った4人をそれぞれのスペースに仕切れるタイプ。
折り畳み式複数のアクリルボードを繋ぎ、折り畳めるようになったもの。設置場所に合った形状に変えられる。

4 高さを選ぶ

アクリルボードの高さは製品やメーカーによって異なりますが、多くは36cm・45cm・60cm・昇降式に分類されます。

・36cm

やや低めの高さ。対面する人とのコミュニケーションが取りやすく、ある程度の飛沫防止・飛散防止効果が期待できます。

・45cm

業務に集中したいときなど、ある程度プライベート空間を確保したい場合におすすめの高さです。

・60cm

飛沫防止に効果の高いサイズ。対面相手との会話を楽しみたい場合などは、感染防止の観点から60cm以上が推奨されます。

・昇降式

状況に応じてアクリルボードの位置を調整でき、使用者が自分の身長や使用シーンに応じて高さを変更できます。

5 その他の特徴を選ぶ

アクリルパーテーションには、設置場所に応じてさまざまな加工を施したものもあります。

・手元で書類などの受け渡しができる窓付き

・移動しやすいキャスター付き

・安定性を強化したフレーム付き

・会話のしやすさを重視した声通し穴付き

・細菌の増殖を抑制する抗菌加工タイプ

・輸送に便利な組み立て式

使用シーンを整理し、プラスの加工がついたパーテーションが必要なのかを検討してみてください。

アクリルパーテーションを使用するときの注意点

最後は、アクリルパーテーションの導入後、使用・管理の際に注意したいポイントを紹介します。便利なアクリルパーテーションですが、適切に使用しないと期待した効果が得られないこともあります。

1 こまめに清掃して清潔な状態を保つ

アクリルパーテーションは、なるべくこまめに清掃し、清潔な状態を保つよう心がけてください。パーテーションは、付着した飛沫が乾燥すると、細菌やウイルスが風に乗って空気中に放出されてしまうことがあります。

ただし、アクリルパーテーションはアルコールで劣化し、白濁する場合があるためアルコールの使用は避けたほうが無難です。新型コロナウィルス感染症予防の観点からは、厚生労働省も推奨する、界面活性剤を含む洗剤や0.05%の次亜塩素酸ナトリウム液を使用するのがおすすめです。

2 高温のものを近づけない

アクリルパーテーションは、火や熱に弱いという特徴があります。熱によってアクリルボードが反ってしまう場合や、熱に触れた部分が溶けることがあります。

そのため、冬場のヒーターの近くでの使用や、火を使う現場での使用には向きません。飲食店やオフィスに設置する場合、タバコの熱にも注意が必要です。

3 アクリル製以外のパーテーションも要検討

アクリル製のパーテーションが向かない場合は、他の材質のパーテーションも検討できます。

・吸音性のあるフェルトタイプ

・強度の高いステンレスタイプ

・軽量で処分の簡単なダンボールタイプ

使用目的によっては、アクリルパーテーション以外のものが適していることもあります。他の素材とも比較することで、自社にあった製品を見つけやすくなります。

自社に合う種類・素材のパーテーションを選ぶことが重要!

パーテーションはつい安いものを選びがちですが、値段以上に重要なことがあります。パーテーション選びで大切なのは、設置場所や使用シーンに応じ、自社に合ったタイプのパーテーションを選ぶことです。製品のバリエーションが多く選ぶのが難しい場合は、オフィス構築の専門会社に相談することも検討してみてください。

ソーシャルインテリアでは、パーテーションの選定はもちろん、お客様それぞれに適したオフィスづくり・お店作りをトータルサポートしています。お困りのことがございましたら、お見積りフォームよりご相談ください。