働き方改革や新型コロナウイルス感染症対策として、多くの企業がテレワークを導入しています。テレワークは従業員だけでなく、企業にとってもさまざまなメリットがあります。
一方で、「思ったように生産性が上がらない」と悩んでいるケースも少なくありません。この記事では、テレワーク時におすすめのデスクレイアウトや、押さえておきたいポイント、デスクの種類について解説します。テレワークの環境整備に課題を抱えている企業の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
企業がテレワーク従業員の業務環境を整備する重要性
テレワーク時の業務環境を整備することで、生産性の向上・従業員の健康維持・事業継続性の向上・優秀な人材の確保・離職率の低下など、さまざまな効果が期待できます。反対に、自宅で快適に働ける環境が整っていないと、生産性が下がり離職率が増加するといったリスクが高まります。
テレワーク環境の整備としては、「業務管理のクラウド化」「ネットワークセキュリティの強化」をはじめとするシステム関連が注目されがちですが、自宅で使用するオフィス家具を見直すことも重要です。
テレワーク時のデスクレイアウトで押さえておきたい3つのポイント
テレワーク時のデスクレイアウトを見直すだけで、快適に業務がしやすくなります。ここでは、集中して仕事を行うために押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
1.デスクの設置場所は圧迫感・閉塞感を避ける
圧迫感・閉塞感は集中力を下げ、ストレスの原因にもなります。自宅での業務は、オフィスと比べるとスペースが限られますが、できるだけゆったりとした場所にデスクを設置するのがおすすめです。物が溢れてごちゃごちゃしている空間は圧迫感や閉塞感が出やすいため、デスクの設置場所はきちんと片付けておくことも大切です。
2.窓・照明の位置から反射・影に配慮する
外の景色が見える窓近くにデスクを設置することで、狭いスペースでも開放感を得やすくなります。ただし、デスクの場所や向きによって、画面が反射したり手元が影になったりするケースがあるので、陽の光の入り方には注意が必要です。照明の位置によっても同様の問題が発生する可能性があるため、反射・影に配慮しながらレイアウトを考えていきます。明るさのコントロールが難しい場合は、ブラインドやデスクライトの利用も検討してみましょう。
3.視界に入るものを制限する
自宅での業務は、どうしてもオン・オフの切り替えが難しくなります。自然と目に入る位置にテレビや本棚があると気が散ってしまうため、視界に娯楽になるものが入らないよう制限しましょう。動かすことが難しいものは「パーテーションで隠す」「扉付きのラックに片付ける」など、少し工夫するだけで集中して働きやすい環境は作れます。反対に、外の景色が見えるとリフレッシュしやすいので、デスクを窓際にレイアウトするのもおすすめです。
テレワーク時におすすめの4つのデスクレイアウト
続いては、テレワーク時におすすめのデスクレイアウトを4つ紹介します。それぞれにメリット・デメリットがあるので、使用目的・動線・重視したいポイントを考えながら選んでいきましょう。
1.省スペースで集中しやすい「壁向き」
壁に向かって机を置く「壁向き」は、テレワークでもっとも一般的なレイアウトです。壁側を向いて座れば余計なものが目に入らないので、集中して業務に取り組めます。
限られたスペースでもデスクが設置しやすいですが、奥行きが足りないと窮屈さを感じるかもしれません。壁向きレイアウトでは、奥行きに余裕があるデスクを選ぶと、ストレスなく作業が行えます。また、Web会議を行うときに部屋全体が映りこんでしまうのも、壁向きのデメリットです。あらかじめ背景用の画像を用意しておく、背景をぼかすなどして、家のなかが見えないよう注意しましょう。
2.解放感を求めるなら「窓向き」
デスクを窓向きすることで、自然光が差し込む明るく開放的な雰囲気のなかで働くことができます。仕事の合間に外を眺めることは、リフレッシュにも効果的です。ただし、人通りの多い場所での窓向きレイアウトは、人や車の動きや音が気になって集中しづらいケースもあります。
窓向きレイアウトでは、時間帯や季節によって明るさや体感温度が変わります。春や秋は心地よく仕事ができても、夏の強い日差し、冬の冷え込みが不快に感じることがあるため、カーテンやブラインドなどで調整できると安心です。
3.解放感+集中しやすい「アイランド型」
「アイランド型」は、四方のどの壁とも接することなくデスクを配置する方法です。社長室で採用されることが多いレイアウトで、開放感があるためストレスなく仕事に取り組めます。さらに、レイアウトの自由度も高く、ゆったりとした雰囲気で仕事ができますが、それなりのスペースが必要です。
狭い空間にアイランド型を取り入れると、動線が十分に確保できず、移動がストレスとなります。動作空間としては、壁とデスクの間は60cm以上、壁と椅子の間は80cm以上が目安です。十分なスペースが確保できない場合は、アイランド型以外のレイアウトを検討してみましょう。
4.省スペースで作業効率を上げやすい「コーナー型」
部屋の角を利用した「コーナー型」は、省スペースで作業効率を上げやすいレイアウトです。コーナー型では、L字にデスクを配置することで、作業空間を広くすることができます。パソコン・モニター・プリンタなど、必要な備品が多い場合はコーナー型が便利です。
寝室やリビングの一角にテレワーク用のデスクを設置する場合もコーナー型が向いています。設置できるスペースが狭い場合は、コンパクトな天板と高さのある収納棚の組み合わせがおすすめです。収納棚があることで、仕事関連の書類をひとまとめにでき、スムーズにテレワーク業務が行えます。
レイアウトと併せて検討したいデスクの形
デスクの形は大きく「I型」「L型」の2種類に分けられます。レイアウトによって最適なデスクの形も異なります。ここでは、デスクの形の特徴と向いているレイアウトを解説します。
1.I型
天板が長方形のデスクを「I型」と呼びます。もっとも一般的なデスクの形で、サイズ・カラー・デザインの種類も豊富にあります。ニーズにあったアイテムを見つけやすく、予算に合わせて選ぶことが可能です。
壁向き・窓向き・アイランド型・コーナー型と、どのレイアウトにもマッチするでしょう。コーナー型では、I型のデスクを2つ組み合わせることで、自分好みにカスタマイズしたテレワーク空間に仕上げることができます。
2.L型
天板がアルファベットのLの形をしたデスクを「L型」と呼びます。L型は広い作業スペースが確保できる大きめのアイテムが人気です。L型デスクには、四角タイプ・三角タイプ・扇タイプなど、さまざまな種類があります。
サイズの大きいL型は、作業効率が上がる反面、設置できる場所が限られるといった課題がありました。三角タイプや扇タイプのなかにはコンパクトなデスクもあり、限られたスペースを有効活用したい人に向いています。L型デスクは壁向き・窓向き・アイランド型レイアウトではデッドスペースが生じやすいため、基本的にはコーナー型で使用します。
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