リクライニング機能付きオフィスチェア6選|選ぶときのポイントも紹介!

どのようなオフィスチェアを導入するかによって、仕事の生産性や従業員のモチベーションは大きく変わります。身体の負荷を軽減できるリクライニングは、オフィスチェアのなかでも人気の機能です。

この記事では、リクライニングとロッキングの違い、リクライニング機能付きのオフィスチェアを導入するメリット、選ぶときのポイントについて紹介します。おすすめのリクライニング機能付きオフィスチェアもピックアップしているので、ぜひ参考にしてください。

リクライニング機能とは?

リクライニングとは、背もたれの角度を調節できる機能です。座面の横や下にレバーが付いていて、好みの角度で固定することができます。作業の合間に身体を伸ばしたり、背もたれによりかかりながら考えごとをしたりと、さまざまなシーンで使えます。

固定できる角度はオフィスチェアによって異なります。簡易的なモデルは4〜5段階、高機能なモデルは無段階でのリクライニングが可能です。角度が調節できることで、作業ごとに最適な姿勢が保ちやすくなり、生産性の向上などの効果が見込めます。

リクライニングとロッキングの違い

背もたれを倒す機能には、リクライニングとロッキングの2つがあります。ロッキングとは、軽く体重をかけるだけで背もたれを倒すことができる機能です。角度を固定できるリクライニングと違い、ロッキングは程よい反発力でゆらゆらと揺らすことができます。

ゆっくりと身体を休ませることができるリクライニングに対して、ロッキングはリフレッシュしたいときにあると便利な機能です。リクライニングとロッキングはオフィスチェアの人気機能で、両方が搭載されたモデルも少なくありません。

リクライニング機能付きのオフィスチェアを導入するメリット

リクライニングは必須の機能ではありませんが、リクライニング機能付きのオフィスチェアを導入することで、さまざまなメリットがあります。業務に合ったリクライニング機能付きのオフィスチェアを選ぶことで、従業員の負担軽減や生産性の向上を目指しましょう。

1.疲れたときでも体をゆっくり休めることができる

仕事を効率よく進めていくためには、適度な休憩が欠かせません。リクライニング機能が付いていると、レバーで椅子の角度を変えるだけで、身体をゆっくりと休めることができます。ロッキングと比べると、リクライニングの方が大きく倒せるため、仮眠用としても最適です。ヘッドレストやフットレストが付いたモデルなら、頭から足先まで伸ばして休息をとることができます。

ただし、リクライニングの角度を大きくするほど、広いオフィススペースが必要となります。オフィスの動線に干渉しないようなレイアウトを考えながら、設置する場所を考えていきましょう。

2.長時間作業時に身体の負担を軽減できる

長時間のデスクワークは、腰痛や肩こりといった身体の不調につながります。リクライニング機能が付いていると、作業に合わせて疲れにくい角度に調節することができるので、身体の負担を軽減できます。

また、長時間作業の休憩として、リクライニングで倒した背もたれにゆったりもたれかかることは、リフレッシュにもなるでしょう。さらに、リクライニング機能付きのオフィスチェアは高機能なモデルも多く、アームレスト・ランバーサポート・ロッキングなど、さまざまな機能が備わっています。デスクワークが中心のオフィスには、身体をサポートしてくれる高機能な椅子がおすすめです。

3.業務効率・生産性の向上が期待できる

オフィスチェアの性能・機能によっては、従業員の健康に影響が出ることがあります。たとえば、リクライニング機能が付いていないと、正しい姿勢で作業がしづらいことがあるため、腰痛や肩こりが悪化しやすくなります。

また、同じ姿勢で作業を続けることで、疲れが溜まりやすくなったり、集中力が途切れやすくなったりすることもあるでしょう。オフィスチェアは座り心地だけでなく、リクライニングをはじめとする機能にこだわることで、業務効率や生産性の向上が期待できます。

リクライニング機能付きのオフィスフェア選びのポイント

リクライニング機能が付いたオフィスチェア選びのポイントを8つ紹介します。素材・性能・プラスαの機能などを比較しながら、自社に最適なオフィスチェアを選びましょう。

1.張地の素材

張地の素材には、ファブリック・合皮・本革・メッシュなどが用いられています。ファブリック(布製品)は、クッション性が高いリーズナブルな素材です。デザインも豊富にあるので、北欧スタイルやモノトーンなど、オフィスの雰囲気にマッチする椅子を探したいときにおすすめです。

合皮・本革は、高級感が演出できる人気の素材です。人工レザーである合皮は、汚れをすぐにふき取ることができるため、お手入れも簡単。本革は価格が高く管理も手間がかかりますが、使い込むことで独特の風合いの変化を楽しむことができます。

メッシュは網目状に通気用の穴が設けられた素材です。通気性に優れており、長時間のデスクワークにも向いています。汗やムレなどが気になるオフィスは、メッシュ素材を採用することで、快適に作業できるようになるでしょう。

2.座面クッションの素材

座面クッションの素材には、綿・ウレタン・低反発ウレタン・モールドウレタンなどがあります。綿はファブリックの張地とセットで使われることの多い定番の素材です。使用する綿の量によって、クッションの厚みや柔らかさが変わります。手ごろな価格帯のアイテムも多いですが、使い込んでいくと徐々にクッション性が劣化しやすい点がデメリットです。

ウレタンは適度な硬さのあるクッション材で、メッシュの張地と相性のいい素材です。ウレタンには、包み込むような座り心地の低反発ウレタン、耐久性を高めたモールドウレタンといった種類があります。座面クッションの素材によって特徴はあるものの、座り心地はデザインによっても異なります。気になるオフィスチェアを見つけたら、実際に座り心地を試してみるのがおすすめです。

3.背もたれの高さ

背もたれの高さは、ハイバック・ミドルバック・ローバックの3種類から選べます。ハイバックは頭までの高さがあるので、リクライニングしたときに上半身全体をサポートしてくれます。ミドルバックは首あたりまでの高さがあり、背中から首にかけての負担軽減が見込めます。ローバックは肩甲骨あたりまでの高さとなるため、リクライニングで支えられる部分が限られます。

長時間座って作業を行う場合は、ハイバック・ミドルバックのオフィスチェアがおすすめです。ただし、狭いオフィスにハイバック・ミドルバックのオフィスチェアが並ぶと圧迫感を感じやすくなります。全体の見通しも悪くなるため、オフィスの規模に合ったサイズを選ぶことも重要です。

4.リクライニングの角度

一般的には、ノートPCは90〜95度、デスクトップPCは100〜110度のリクライニングが疲れにくい角度だといわれています。書類を読むときは130度、リラックスしたいときは160度が目安です。

作業中にリクライニングを倒しすぎると、だらしない印象になったり、身体に余計な負荷がかかったりするため、正しい姿勢を保てる角度を知っておくことも大切です。オフィスチェアで仮眠を取りたいときは、170〜180度まで倒せるモデルを探してみましょう。

5.アームレストの有無

腕や肘を乗せられるアームレストが付いていると、リクライニング時のリラックス効果を高めることができます。パソコン作業が多い職種は、アームレストがあることで、腕や肩にかかる負担を分散させることも可能です。

アームレストが椅子の左右に付いていることは、安定感・安心感にもつながります。とくに、大きく倒して仮眠を取りたいときにはあると便利な機能です。ただし、アームレストが加わった分だけ椅子のサイズは大きくなるため、デスクとのバランスを考えることも大切です。

6.フットレスト(オットマン)の有無

フットレスト(オットマン)は、椅子に座っているときの足置き台です。リクライニング機能と組み合わせることで、足の負荷が軽減されて、息抜きがしやすくなります。また、フットレストには姿勢が改善できる、足のむくみを予防できるというメリットもあります。

デスク下のスペースが限られている場合は、場所をとらない収納式フットレストがおすすめです。

7.ランバーサポートの有無

ランバーサポートとは、腰まわりを保護するパーツです。背もたれの腰の位置にクッションが付いていて、腰まわりの負担を和らげることができます。背中はS字カーブが自然な状態となるため、ランバーサポートの出っ張り部分が背骨とフィットすることで、正しい姿勢を保ちやすくなります。

メッシュ素材のオフィスチェアでは、背もたれの外側にランバーサポートが付いているモデルも多くあります。

8.作業時の姿勢

見落としがちなのが、リクライニング機能を使っていないときの姿勢です。座っているときは立っているときと比べて、腰の負担が約1.4倍増加します。できるだけ腰の負担を減らすためには、正しい姿勢を保つことが重要です。

正しい姿勢とは、「首から肩がS字にカーブしている」「背中から腰がS字にカーブしている」「足の裏がしっかりと地面に着いている」状態を指します。機能が充実していても、そもそものサイズやデザインが身体にフィットしなければ、高い効果は見込めません。それぞれの機能を比較することはもちろん、リクライニングを使っていないときの座り心地も確認しておくと安心です。

リクライニング機能付きオフィスチェアおすすめ6選

Herman Miller Cosm Chair

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Steelcase / SLIQ

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HAWORTH / Fern

Wilkhahn / AT

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Knoll / Generation

Knoll / Generation

Herman Miller / Sayl Chair

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サブスクで「リクライニング機能が必要か」を試すことも可能

「リクライニング機能が本当に必要か」と悩んでいる場合は、サブスクで試すことも可能です。さまざまな業界で導入が進むサブスクリプションサービスは、オフィス家具の分野でも広がっています。定額制で利用できるサブスクは、気になるオフィスチェアを短期間お試しで使うのに向いています。気に入らなければ簡単に交換できるところも、サブスクのメリットです。

オフィスチェアは従業員のモチベーションや生産性にも大きく影響するため、「導入や入れ替えに失敗したくない」と考える担当者の方も多いのではないでしょうか。価格の高いオフィスチェアの導入、数百個規模の入れ替えを予定している場合は、サブスクを利用することで実際の使用感を確認することも可能です。

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