Withコロナ時代に”社員が来たくなるオフィス”を実現

株式会社ジャンプコーポレーション様のオフィス移転プロジェクトにおいてプロジェクトマネジメント及び設計・デザインからインテリアコーディネート・家具導入までワンストップで担当させていただきました。


Project Management:Yuhei Yagi / Chika Katsura(ソーシャルインテリア)
Construction Management:Shinri Suzuki(ソーシャルインテリア)
Designer:Junichiro Tamura(BANET inc.)


株式会社ジャンプコーポレーション
管理部 里吉 千晶 様

コンセプトは”社員が来たくなるようなオフィス”

移転前、リモートワークの普及に伴う座席稼働率の低下と、社員同士のコミュニケーション不足に課題を感じていました。現場でコミュニケーションが取れないことで新入社員の育成に支障が出ていたり、出社頻度が少ないことで社員の帰属意識が低下してしまったりしていたことも、移転のきっかけとしてあげられます。
コロナ禍の後はチームや個人の業務状況によって、臨機応変に出社とリモートを使い分けていきましょうということになりました。週3出社、週2リモートくらいの社員が多かったと思います。
出社率が徐々に増えてきたとはいえ100%出社には戻らないので、コミュニケーション不足はコロナ禍の後も課題として残っていました。
コミュニケーションが生まれやすい環境を目指すと同時に、「社員が来たくなるようなオフィス」を、今回の移転のコンセプトとして掲げていました。

自然に会話が生まれる商品を選択

ご依頼すると決まっていなかったときから、弊社に寄り添った丁寧な提案をしてくださったのが、ソーシャルインテリア様のサービス導入の決め手です。
最初から丁寧で細やかな対応をしてくれるソーシャルインテリア様なら、きっと最後まで私達と併走してプロジェクトを進めてくれるに違いないと確信しました。
レイアウトや商品選定でこだわった点は、いずれもコミュニケーションの活性化につながる選択を意識したこと。たとえば、執務スペースに採用したワークテーブル(Franka / KOKUYO)は、おにぎりのように三角形のテーブル形状なので、最も自然なコミュニケーションが取れる斜めの角度で向かい合えます。
実際にショールームにお連れいただき、説明を受けながら商品を体感できたことで、オフィスで使用するときのイメージが湧き、導入を決めました。
業務の性質上、長時間椅子に座って作業する社員が多いので、オフィスチェアにもこだわりました。あえて座り心地・カラーの異なる数種類のオフィスチェアを導入しています。社員各々が自分の体格やその時々の作業にあったチェアを使えますし、日によって使い比べられることでフリーアドレスも自然と定着していくのではと考えました。

新しい環境が生み出したコミュニケーション

移転後、思った以上にフリーアドレスが社員に定着していることに驚きました。運用開始から数日立つと、座る席が固定化してしまわないかなと少し心配していましたが、現状誰も荷物を置いて帰るようなことはありません。
三角のワークテーブルを採用した執務スペースでは部署の垣根を超えた会話をしている光景をよく目にします。最近ではパントリーがあるダイニングスペースにフードコーディネーターさんをお呼びして、社内パーティを行いました。こういったイベントも定期的に行っていきたいと思っています。
移転前はめったにランチに出なかったけれど、移転してから毎日ランチに誘われて、毎回違う人とランチに出るようになったという社員の話も耳にしました。
以前のオフィスでは背中合わせで仕事をするのが当たり前で、中々会話が生まれづらい環境だったのかなと。現在のオフィスはコーポレートカラーであるイエローを多用していて雰囲気も明るく、オフィス全体が見渡せるようなレイアウトなので自然とコミュニケーションが生まれています。

“移転はして「終わり」ではなく「始まり」” 働き方にあった空間を作っていきたい

今の時代、オフィスは「ただ、働きに来るためだけの場所」ではなくなっていると思っています。会社に行けば、「想像力が膨らむ会話ができる」「充実したブレインストーミングができる」など、目的を持って社員皆が集まる空間にしていきたいですね。
冒頭の「ソーシャルインテリアに決めたきっかけ」にも通じる話ですが、最初にご提案をいただいたタイミングで「移転はして終わりではなくて始まりなので、そこから先もサポートさせてください。」とおっしゃっていただいたのがとても印象に残っています。
変化の多い時代なので、ソーシャルインテリア様のお力も借りながら、その時々の働き方にマッチしたオフィス構築を移転後も進めていければと思っています。
移転前の準備で改めて重要だと感じたのは社内への共有です。移転プロジェクトに関わっている社員は移転を自分事として捉えますが、多くの社員にとってはあくまでも会社の決めた行事の1つでしかありません。全体周知のメールを送るだけではなく、移転に伴って社員にお願いすることは、なぜその作業が必要なのか都度説明する必要があると感じました。移転前は時間の許す限り移転に対する想いの共有や、ヒアリングをしておくのも大事ですね。
移転は一段落しましたが、これからも時代にあったオフィス構築をしていきたいので、定期的にソーシャルインテリア様が開催するセミナー・ウェビナーに参加して、オフィスのトレンドをキャッチアップしたいと考えています。
また、すでに移転を終えてからも何度かご連絡させていただいておりますが、実際に新オフィスを運用してみてわかったことや不明点などがいくつか出てきています。今後もご相談させていただくことが多いかと思いますが、お力添えいただけると幸いです。

株式会社ジャンプコーポレーションについて

株式会社ジャンプコーポレーション様は、テレビ番組や動画コンテンツの企画・制作を主な事業とする映像制作会社です。
​​定期的なTV番組としては、「ポツンと一軒家」「所さんの世田谷ベース」「健康カプセル!ゲンキの時間」などの企画・制作業務を行っており、各種スポットの番組制作なども行っています。
また、動画コンテンツにおいては規模やジャンル問わず、マーケティング業務の受注および制作を行っています。テレビで培った興味感心を引く演出や、お客様のニーズに答える企画の幅、完成までのスピード感、タレントキャスティング力などが強みです。

Kenta
Ohno

編集後記(マーケティング担当より)

今回は、株式会社ジャンプコーポレーション管理部の里吉千晶様に、オフィス移転の経緯、移転後の運用や反響について伺いました。
お話を伺う中で、明るい雰囲気で活発なコミュニケーションが行われているんだろうなと想起できました。素敵なオフィスについて詳しく伺えたこと、大変嬉しく思います。
この度はお忙しい中貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。