会社は1日の大半を過ごす場所だから、「ホーム」がコンセプト

ステンレスや鉄などのプラント設備機器を手掛け、香川県綾川町でグローバルな展開を行う株式会社サンテック様にサブスク家具を導⼊いたしました。


株式会社サンテック 総務部 平田 莉加 様

まちの鉄工所から世界へ

弊社はいわゆる鉄工所で、普段目に留まる製品ではないものの、商品を製造するための大きな部品などを製造しています。今までは工場が2箇所に分散していましたが、受注件数増加の中で手狭になったこともあり、このたび本社を集約することにしました。

社長の青木と東京のオフィスを視察した際に、都会の働き方を目の当たりにしました。カフェやソファなどの好きな場所で、上司が見守っていなくても、皆さんとても真剣に全力で仕事をされていた姿に衝撃を受けました。昔ながらのオフィスですと、部署で固まり自席から立つ事が少なくなりちですが、それぞれが様々な場所で、様々な部署と関わりながら、部署の垣根を越えて仕事に取り組んでいました。また、wework様のようなコワーキングオフィスにも衝撃をうけました。様々な会社様がひとつのオフィスでお仕事をされていたり、打ち合わせでお酒がでたりということも!

そして、私たちも席が決められていて身動きできない状況を変えたい!という想いから、オフィスの方向性が決まっていきました。鉄工所といえど、インターンシップ制度が充実しているグローバル企業であるため、外国人も多い企業です。多様性に対応するオフィスづくりは不可欠であると考えています。

もともとは、必要な人のそばで仕事ができるように、フリーアドレスを目指していました。しかし、オフィス作っているうちに、鉄工所では難しいのではないか?という不安があり、半フリーアドレスが最終ゴールになりました。執務スペースは執務スペース、休憩室は休憩室、というところから、少しずつ変えていこうと思いました。それでも結果としては、今回の移転をきっかけに働き方は大きく変化しました。

サブスクで安心して利用しながらも新しい挑戦を

移転プロジェクトメンバーの第一印象としても、サブスクのイメージは良いものでした。一棟の新築オフィスともなると、家具はかなりの量を買い切りという形で導入することになります。新たな試みを行っていくうえで、本当に必要なのかどうか試験的に様子を見るためにも、所有しない選択肢に魅力を感じました。特にフォンブースは購入すると高価なものですので助かりました。

また、どうしても社員の作業着には鉄粉がついてしまうため、家具を汚してしまう心配がありました。購入した家具ですと、保守の難しさや使いにくさがあるのですが、補償つきのサブスク家具ですので、安心して利用できています。

今後も新しい挑戦が次々できるという点でも、サブスクリプションの柔軟さがマッチしていると思います。何より、ソーシャルインテリアの担当者様が親身になってくれたことが何より大きく、安心して相談することができました。

会社は1日の大半を過ごす場所だから、「ホーム」がコンセプト

世間ではリモートワークやオフィス縮小の流れが浸透する中、私たちは業界の特性上、家ではできない仕事も多くあります。そのため、家で仕事しているように感じられるオフィス空間を目指しました。また、コミュニケーションが大事であるという想いを、空間を通して浸透させようとしています。

例えば、全社員が集合できるような広場には、ごろっと寝転べるような芝生があったり、マッサージチェアがあったり、自由にくつろぐことができます。食堂はあえて”リビング”と呼んでいます。業務空間だけではないカジュアルな空間があることで、他部署とコミュニケーションがとても楽になりました。

職人気質な社員が多いのですが、意外にも馴染んでいて、思惑通り利用してくれています。社長手作りのメッセージボードを置くことも、心理的な効果があったと思います。メッセージボードの内容は、芝生スペースには「いつもお仕事お疲れ様。寝転ぶ場所がなくてごめんね。」の文字、フォンブースには「いつも電話のときにお外に出させてごめんね。」といったものです。この空間を作るに至った社長の思いが伝わると同時に、安心して使用することができていると感じています。導入したものを使ってもらえることは、移転に関わった私としても大満足です。

All for the Family – 全ては家族のために -」がコンセプト

弊社の経営理念は「従業員第一、 顧客第二主義 全ては家族のために」です。これは身近な人を幸せにできないと良い仕事は出来ないという、社長が働く理由を突き詰めて考えた結果です。オフィスを作りあげるうえでも、細かいところひとつひとつにこの考え方が表れています。

家族見学会を定期的に行っているのですが、今回は移転直後ということもあり、家族総出で参加しました。子どもたちは芝生で走り回って楽しそうにしていました。それだけではなく、広い工場で道具を触ってみたり、ママのデスクに座ってパソコンを触ってみたり、全員が本当に喜んでいたように思います。

しばらくして、外にブランコを設置してみました。今ではすっかり地域のコミュニティの場になっています。地元の香川県には、場所を借りている感謝として、還元したいという気持ちも大切にしています。ローカルに根ざしながらも視点はグローバルに、新社屋[SUNTECH LEARNING CENTER]から、新たなスタートをきりました。

株式会社サンテックについて

医療用の精製水タンクや健康食品の製剤工場向け槽塔類、産業廃棄物処理場の熱交換器をはじめ、全国の浄水場や下水汚泥処理場向けの機器に至るまで、民間と官公庁向けに多分野のステンレス製プラント設備機器を設計・製作。「全ては家族のために~All for the Family」を経営理念として、自国経済の発展は素より、熟練技術による日本のものづくりと国際社会貢献の融合を目指し、SDGsの取組や積極的な海外展開を進行中。

本社 香川県綾歌郡綾川町羽床下2137-1
TEL:087-876-1600 FAX:087-876-0300

Azusa
Kurabayashi

編集後記(広報担当より)

よくある「お客様第一主義」を飛び越えている「家族第一主義」には驚かされました。でも、まずは身近な人を幸せにできないと良い仕事はできないという意味も、今の時代ではよーくわかります。平田様が弾けるような笑顔でおっしゃった「家具にはなんの不満もないです。だってみんな使ってくれてるから!」という担当者様視点の言葉が印象的でした。家具は機能だけでも見た目だけでもダメで、どのように使用されるのか、そしてどんな雰囲気を生むのか、人の想いが良い空間をつくっていくことを改めて実感しました。ありがとうございました!